元KARAク・ハラの訃報に、世界中から追悼の声が相次いでいる。
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ク・ハラは去る11月24日、自宅で死亡したまま発見された。突然の訃報に日韓はもちろん、世界各地で哀悼の声が広がっている。最近日本での再スタートを知らせて活発に活動していたク・ハラであっただけに、その衝撃は大きなものだ。
日本の各メディアは速報及びトップニュースを通じてク・ハラの急逝を伝え、主要ポータルサイトではク・ハラやKARAがリアルタイム検索ワードに挙げられた。ネットユーザーからは「日本で再スタートしたばかりなのに」「残念すぎる」「本当に信じられない」といった声が続々と寄せられている。
ク・ハラの所属したKARAは、第二次韓流ブームをけん引するK-POPアイドルグループだった。代表曲の『ミスター』は日本で爆発的なブームを巻き起こし、K-POP女性アーティスト史上初の日本ドームツアーも行って人気を集めた。特に、ク・ハラはその美貌と親しみやすい人柄が多くのファンを魅了していた。
グループ解散後も、ク・ハラの人気は相変わらずだった。プロダクション尾木と専属契約を締結し、去る6月に放送された『テレ東音楽祭 2019』(テレビ東京)に出演。本格的な復帰は多くのファンを喜ばせた。去る11月14~19日までは日本ライブツアーも実施された。関係者は「東京のライブに足を運んだときは元気そうだった」と話したという。
また、中国でもさまざまなメディアがク・ハラの訃報を伝えた。ネットユーザーの間では「すべてが嘘であってほしい」「これ以上傷つかないように」と、彼女の死を悼む声が広がっている。
アジア以外の地域でも、「K-POPスターの悲報」と大きく取り上げられた。
英BBCは、「K-POPアーティストのク・ハラ(28)が、自宅で死亡したまま発見された」というタイトルの記事を掲載。去る5月に自殺を試みて病院に運ばれたこと、ク・ハラの親友ソルリの死から1か月後の訃報であることを伝えた。
アメリカのエンタメ誌『バラエティ』も公式ウェブサイトを通じてク・ハラの訃報を伝え、相次ぐK-POPスターの残念なニュースを批判した。「1990年代後半以降、若いK-POPスターたちが相次いで死亡している。多くの人がうつ病を訴え、華やかな姿の裏に人間の尊厳を踏みにじる酷な産業の兆候を残した」と報じている。
警察は現在ク・ハラの死因を確認中で、遺族と話し合ったうえで司法解剖も検討している。
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