「振り付けを練習するだけでも涙が出た」約5年ぶりに完全体カムバックしたINFINITE、“第2章”へ

2023年07月31日 K-POP

「INFINITEの名前をかけて会社を作った。自分たちの顔をかけてK-POP界をリードしていきたいと思う」

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INFINITEが5年ぶりに完全体でカムバックし、新しい“第2章”に突入する。さらに多くの苦心と切実さを込めて7月31日、7thミニアルバム『13egin』をリリースする。

INFINITEの6人による完全体カムバックは、2018年にリリースした3rdフルアルバム『TOP SEED』以来、約5年ぶりだ。

「INFINITEを本当に愛している」

7月31日、記者懇談会に参加したINFINITE

アルバム発売を控えた7月31日午後、ソウル瑞草(ソチョ)区のザ・リバーサイドホテルで開かれた記者懇談会でINFINITEメンバーたちは、「指折り数えて待っていた時間だ」と格別な感想を明らかにした。

ナム・ウヒョンは「私はINFINITEを本当に愛している。自負心もあり、自信もある」と固い声で話した。緊張して眠れなかったというイ・ソンヨルは「まったく眠れなかった」と震える気持ちを伝えたりもした。

イ・ソンヨル

2010年にデビューしたINFINITEは、2011年に発表した『Be Mine』がヒットしてスターダムをのし上がった。特に個性的で感性的なリズムや歌詞、パワフルな“刀群舞”(一体感のある正確なダンス)でK-POPファンに愛され、『BTD』『The Chaser』『Man In Love』など数多くのヒット曲をリリースした。

2017年にメンバーのホヤが脱退し、6人組に再編されたINFINITEは演技を兼ねるエルを皮切りに、メンバーたちがWoollimエンターテインメントを1人、2人と離れ、ソロ歌手や俳優として活動を始めたため、これまで完全体での活動ができなかった。

しかし今年、デビュー13周年を迎えてキム・ソンギュ、チャン・ドンウ、ナム・ウヒョン、イ・ソンヨル、エル(キム・ミョンス)、イ・ソンジョンのメンバー全員がINFINITE活動のために意思を集め、カムバックが実現した。

エルは「5年ぶりなので会うだけでも面白かった」とし、「こうやって集まれるようにしてくれた各社の代表に感謝する」と伝えた。

エル

これまでソロアーティストとして多方面で活発な活動を繰り広げてきた6人のメンバーは最近、完全体活動に対する意思を集めてリーダーのキム・ソンギュを代表とした新しい企画会社「INFINITEカンパニー」を設立。前所属事務所Woollimエンターテインメントのイ・ジュンヨプ代表は、キム・ソンギュにINFINITE関連の商標権をすべて無償譲渡したことが知られ、話題を集めたりもした。

商標権譲渡の過程についてキム・ソンギュは、「会社を設立する前から悩んでいた問題だった。前所属事務所の代表を訪ね、率直に私たちの計画と望む活動方向に対して十分に説明と了解を求めた」とし、「私たちを作ってくれた方なので当然だと思った。何度も了解を得て応援してほしいと申し上げたが、イ・ジュンヨプ代表が4月に私の誕生日プレゼントとして商標権をくださり、大きな感動を受けた」と話した。

キム・ソンギュ

「自分たちがすべてを決めて作ったアルバム」

今回のアルバム名(『13egin』)である「ビギン」の「B」は、数字の「13」と表記され、デビュー13周年を迎えたINFINITEの華麗な第2章を予告した。約5年ぶりに完全体でK-POP界に華やかに帰還するINFINITEが、新しいアルバムを通じてどんな音楽とステージを披露するか期待を集めている。

ナム・ウヒョン

新しいアルバムについてキム・ソンギュは「13年も活動したが、初めて私たちがすべてを決めて作ったアルバムなので簡単ではなかった。どんなコンセプトでどんな振り付けをするか、自分たちだけで本当にたくさん話し合った」とし、「各自忙しかったにもかかわらず、アルバム企画段階からデモ曲を100曲近く一緒に聞いて投票して決めた」と苦心して作ったアルバムであることを明かした。

「ビギン」というアルバム名に対しては、「会社を作って私たちのまた別の始まりを知らせるアルバムだと考え、これまでのカラーを守りながら、どうトレンディさを見せればいいのか考えたアルバムだ」と話した。

タイトル曲は、作曲家兼プロデューサーであるRyan Jhunの作品『New Emotions』だ。13年目のアイドルグループらしく、以前より成熟したINFINITEのユニークな魅力が盛り込まれた。

イ・ソンジョン

『New Emotions』についてイ・ソンジョンは、「メンバーたちのボーカルが豊富に入った曲だ。私たちがやってきたこととは違う感じだが、中毒性がとても高い曲」と紹介。キム・ソンギュもやはり、「INFINITEといえば思い浮かぶ、力強い高音の曲ではない。素晴らしいパフォーマンスを見せられそうだったので、タイトル曲に選定した」と付け加えた。振り付けに対してチャン・ドンウは「これまでしっかりした振り付けで刀群舞という修飾語を得たが、今回は男たちの気だるさとセクシーさを盛り込もうとした」と説明した。

13年を共にしてきたINFINITEは、長い時間を経てグループに対する格別な愛情を表わし、「涙が増えた。眺めるだけでも涙が出る」と切ない気持ちを表わしたりもした。先立って音楽番組の事前収録時、ナム・ウヒョンとイ・ソンヨルが涙を流して話題を集めたりもした。ナム・ウヒョンは「ファンの皆さんが涙のスイッチだった。INFINITEは私の青春のようで、言葉では表現できない感動が押し寄せてきた」と思い出した。

チャン・ドンウ

チャン・ドンウは「20代の青春を捧げてINFINITEに注ぎ込んだ。アイドルとして長生きするのは容易ではないが、健在にチームを率いてくれたメンバーとファンに感謝する」と胸いっぱいの心境を語った。キム・ソンギュは「切なさが生じたようだ。振り付けを練習するだけでも涙が出る」と付け加えた。

INFINITE

そんなINFINITEは新譜リリース後の8月19日と20日の両日間、ソウルオリンピック公園体操競技場(KSPO DOME)で単独コンサート「カムバックアゲイン」を開催し、アジアツアーを行う。

今後の活動計画に対してキム・ソンギュは「できれば1年に1回も2回もアルバムを出したいし、着実に挨拶する」と活発な活動を約束した。

移籍した「INFINITE」のチーム名“商標権”を無償譲渡した前事務所代表の愛

【全文】“パワハラ炎上” woollimエンタの社長、INFINITEメンバーらとファンに謝罪

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