俳優のソン・ソックが「偽演技」発言に対して釈明した。
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韓国で7月23日に放送された報道番組『ニュースルーム』（JTBC）にはソン・ソックが出演し、最近、物議を醸した「偽演技」発言に対して直接言及した。
この日、キャスターは「少し敏感な質問を一つ差し上げる」とし、「最近、ソン・ソックさんの“演劇演技”発言に関して論難があった。本来の意図とは異なる解釈について、どのような意見を持っているのか気になる」と尋ねた。
ソン・ソックの騒動とは？
先立って6月27日に行われた演劇『木の上の軍隊』の記者懇談会でソン・ソックは、映画と演劇の演技的な違いを尋ねられた。すると「もともと演劇だけに専念しようと思っていた。だが演劇の時、愛を囁けと言われ、それならマイクをつけたり、舞台では囁く演技をしてはいけないというのが、“偽物の演技”をさせられているようだった」と発言したのだ。
続いて「それで、演劇をやめてメディア（映画、ドラマ）に来ることになった。（今回）再び舞台に戻り、私の演技スタイルが演劇でもできるのか実験してみたかった」とし、「なぜ偽物演技をさせるのか理解できなかった」と伝えたことで物議を醸すこととなった。
この発言に、64歳の大ベテラン俳優ナム・ミョンリョルが反応。自身のSNSにソン・ソックの記事をキャプチャした画像とともに批判していた。
しかし、その後、ナム・ミョンリョルの投稿内容がオンラインコミュニティを通じて広がると、“パワハラ”ではないのかという問題に発展。さらに、ナム・ミョンリョルのSNSに悪質コメントが殺到したことで、ナム・ミョンリョルは「何人は時代遅れの老人の言葉だと非難する。しかし、シェイクスピアの時代も今も、これからも続く本質についての話だ」と釈明した。
続けて「良くも悪くも、皆が意思表現をされて、結論のない論争だけが飛び交うのでしばらくコメント機能を閉じます」とし、コメント欄を閉鎖したりもした。ただしナム・ミョンリョルの側近は、本サイト提携メディア『OSEN』に「先生は演劇界への愛情があまりにも大きい。ソン・ソック俳優個人に対する批判や非難というよりは、（演劇を偽物の演技と誤解した部分に対して）正したかったようだ」と話す。
一方、演劇『木の上の軍隊』の関係者は「私たちが特別申し上げることはない。ただし、ソン・ソック俳優の発言は本人の演技スタイルについて話したもの」とし、「現在、ソン・ソック俳優は練習に集中し、熱心に演劇に励んでいる」と多くは語らなかった。
このように騒動に対して、ソン・ソック自身は特段発言していなかった。そして今回の『ニュースルーム』で、「私が演技を始めたのは、すでに約十年前だ。その時から良い俳優になるために多くの努力をしてきたが、時々、一つの定型化された正解に近い演技を強要されているという感じをたくさん受けた」と語り始めた。
続いて「それが“本当にそうだったのか”と言えば、そうではなかった」とし、「当時、私の狭窄さと頑固さのせいで、そのような感じをたくさん受けた。ところが、そのような考えがきっかけで、幼い頃から“私は自分だけの色を持たなければならない”という考えをさせる原動力でもあった。そして今も私は作品を選択するにあたって、そのことを多く考えている」と説明した。
続けて「“私がこの作品に私の色を入れた時はどんな絵が出るのか”。このようなときめきが作品を選択させる大きな要素の一つなのに、あまりにも一つだけの例、そして私が普段俳優の友達と適当に話す時に簡単に吐き出すちょっとした未熟な言語。“おい、お前はどうしてこんなに偽演技をするんだ”。このようなことが混ざったことで、十分に誤解を招く文章だったと思う」と釈明している。
それとともに「個人的には十分反省した。個人的に先輩に手紙も書いて謝罪し、（ナム・ミョンリョル）先輩も、それを見て私の気持ちを分かってくれたと返事もくれた。演劇も見に来るだろう」と話した。
また「先輩がどんなコメントをされるのか気になるか」という質問には、「私もとても気になる。いいコメントもあるし、ちょっと否定的なコメントもあるかもしれないけど、それが私の栄養分になるんじゃないかな。公演までまだ1カ月余り残っているので、先輩が私にまた発展できる水を撒いてくれるだろう」と伝えた。
なお、ソン・ソックは6月20日かより『木の上の軍隊』に出演中だ。7月28日からはNetflixオリジナル『 D.P. -脱走兵追跡官-』シーズン2が配信開始され、最近では映画『コメント部隊』（原題）の出演を確定するなど忙しい日々を送っている。
（記事提供＝OSEN）
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