IVE・ウォニョンが、『I AM』のミュージックビデオ撮影時に7針縫う怪我を負っていたことがわかった。
韓国で去る12日に放送されたラジオ番組『GOT7・ヨンジェの親しい友達』では、IVEが去る4月にリリースした『I AM』のミュージックビデオを手掛けたソン・スンヒ監督がゲストとして登場。MUSICビデオの制作秘話を語り、ウォニョンのプロ意識について触れた。
「チャン・ウォニョンに感謝する」と切り出したソン監督は、「公式的な場で語られていないが、チャン・ウォニョンは撮影現場で踊っている最中に負傷し、7針も縫った」と明らかにした。
ソン監督はさらに、「当時は撮影台本が2回分ほど残っている状況でありながら、チャン・ウォニョンの負傷によって中止せざるを得ないと判断した。しかし、彼女は救護室に行って縫う処置を終え、すぐにすべてのシーンの撮影を終えた」と当時を振り返り、ウォニョンの人並外れたプロ意識について言及した。
また、「チャン・ウォニョンは現場で大変そうな顔をひとつもしなかった。同じ年齢の自分に置き換えて考えると目立ってしまうはずだ。しかし彼女はそうではなかった」とウォニョンに対する称賛を惜しまなかった。
ソン監督によると、『I AM』の振り付けはしっかり腕を伸ばすような動作が多いにも関わらず、ウォニョンはパワフルな振り付けを完璧にこなし、撮影後のモニターチェックもかなり几帳面に行ったという。
ウォニョンは昨年1月にも、音楽フェスティバル「WELCOME K-POP CLICK」のステージで膝を負傷する事態を経験している。出血が目立つ負傷だったにもかかわらず、即座に自身のパートに戻って完璧なパフォーマンスをこなした。公演後にはレイをはじめとするIVEのメンバーたちが「大丈夫?」と尋ねるシーンもカメラにとらえられている。
人間離れした美しさと圧巻のスタイルでたびたび話題に上るウォニョンだが、常にアイドルらしい姿でいようとするプロ意識も人気の要因だろう。
プロ意識に称賛の声が上がる一方で、ファンからは心配や現場スタッフの安全管理を疑問視する声が上がっていることも確かだ。今回ラジオ番組で明らかになった負傷について、ネット上では「怪我の原因を明らかにしていないので不信感がある」「本人が大丈夫と言っても中断するべきだった」「とても美談にできることではない」といった声が上がっている。
なお、ウォニョンの所属するIVEは去る9日(現地時間)のバンコク公演をもって初のアジアツアーを盛況裏に終えた。
◇ウォニョン プロフィール
2004年8月31日生まれ。韓国・ソウル出身。STARSHIPエンターテインメントで2年間のトレーニングを受け、2018年にMnetのオーディション番組『PRODUCE 48』に出演。同番組で最終順位1位に輝き、IZ*ONEのセンターとしてデビューした。優れた美貌と抜群のスタイルを誇り、デビュー当初は「奇跡の14歳」と話題を呼んだ。IZ*ONE解散後、2021年12月にIVEのメンバーとしてデビュー。身長は173cm。
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