『梨泰院クラス』などで知られる人気俳優パク・ソジュンの熱愛説が突如浮上した。
6月20日、ある韓国メディアがパク・ソジュンの熱愛を報じた。お相手はユーチューバー兼歌手のxooos（スース）だという。
直後、本紙『スポーツソウル』がパク・ソジュンの所属事務所AWESOME ENTに確認したところ、「私生活なので確認は難しい」との回答があった。
そして翌日、映画『コンクリートユートピア』（原題）の制作報告会に姿をあらわしたパク・ソジュンが自身の熱愛説について口を開き、さらに多くの注目が集まった。
『聯合ニュース』の「パク・ソジュン、ユーチューバーとの熱愛説に“私生活公開負担…話すのは難しい”」といった見出しをはじめ、「パク・ソジュンが本日（21日）、xooosと付き合っていると事実上認めながら言った言葉」（『ウィキツリー』）、「パク・ソジュン事実上の熱愛認定？“熱愛を認めも否定もしなかった”」（『TV Daily』）、「パク・ソジュン、xooosとの熱愛を事実上認める…“私生活なので言いづらい”」（『スポーツ京郷』）など、複数のメディアが続々と報じている。
ここで注目したいのが、すでに「事実上認めた」という表現が多い点だ。
パク・ソジュンは制作報告会で、「関心はありがたいが、プライバシーの公開は負担が大きい。個人的なことなので、特別な言葉を申し上げるのは難しい。『コンクリートユートピア』にもっと多くの関心をお願いする」としか述べていない。
熱愛をはっきりと認めたわけではないのにもかかわらず、すでに交際が既成事実化しているのは何故なのだろうか。
理屈としては、「否定していないのだから肯定と同じ」ということだ。実際に多くの芸能人は熱愛説が浮上すると、すぐに「事実無根」と否定することが多い。
パク・ソジュン本人も、これまで数々の熱愛説を否定してきたことがある。だからこそ今回の熱愛説に対しては、「否定していないのだから肯定と同じ」というバイアスがさらにかかっている状況だ。
しかし「否定しなかった」からといって、必ずしも熱愛説が事実というわけではない。
具体例として、今年4月に熱愛説が浮上したBLACKPINK・ロゼと俳優カン・ドンウォンのケースが挙げられる。
当時、韓国のオンラインコミュニティを中心に2人が熱愛中だという文章が拡散された。この情報は、2人が同じブランドのネックレスや服を着用したことなどが交際を裏付ける根拠だとしていた。
そんな内容が韓国メディアを通じて報じられ、熱愛説が浮上すると、ロゼが所属するYGエンターテインメントは立場を発表。パク・ソジュンの時と同様、「アーティストの私的な領域なので確認が難しい」とだけ発表した。
そのため多くのメディアが「事実上熱愛を認めた！」と沸き立ち、ロゼとカン・ドンウォンについて大々的に報じたりした。
しかしYGエンターテインメントはその数時間後、再び立場を発表。報道資料を通じて、「ロゼに関してアーティストの私的領域なので確認が不可能だと申し上げたが、無分別な推測が続くことから、もう一度案内する」とし、「今日報道されたロゼの熱愛説は事実ではないことを明らかにする」と伝えたのだ。
まさに「否定していないのだから肯定と同じ」という理屈が崩れた瞬間だった。そんな前例もあるため、今回のパク・ソジュンの熱愛説に関しても「事実上認めた」という表現を鵜呑みにはできない。
いずれにしても人気俳優だけに、注目度が高い今回の熱愛報道。ファンにとっては複雑な思いもあるかもしれないが、私生活の公開を負担と感じるパク・ソジュン本人の意思を尊重することが何よりも大事なことではないだろうか。
◇パク・ソジュン プロフィール
1988年12月16日生まれ。韓国・ソウル出身。2011年にB.A.Pヨングクの『I Remember』ミュージックビデオで俳優デビュー。2012年のドラマ『ドリームハイ2』で本格的な演技活動をはじめ、2014年の『魔女の恋愛』で連ドラ初主演を務めた。主な出演作にドラマ『花郎＜ファラン＞』『サム、マイウェイ ～恋の一発逆転！～』『キム秘書はいったい、なぜ？』、映画『ミッドナイト・ランナー』、『使者』（原題）、『パラサイト 半地下の家族』（カメオ出演）など。2020年にはドラマ『梨泰院クラス』で熱血主人公パク・セロイを演じ、熱い旋風を巻き起こした。
■【写真】パク・ソジュンと熱愛説の美女ユーチューバー、おへそが“チラッ”
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