『ザ・グローリー』主演ソン・ヘギョが愚直に12年続ける“愛国行動”の実態とは?

2023年05月15日 話題 #ソン・ヘギョ

愚直なまでの韓国愛を実践してきたトップスターのソン・ヘギョの特別な善行が、連日話題になっている。

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名前もなく消えていった韓国独立運動家たちを発掘し、全世界に散在している韓国独立運動遺跡地に、韓国語での案内書と記念作品を寄贈。世界中の有名美術館にも韓国語ガイドを寄贈しているソン・ヘギョ。なんとその活動は今年で12年目になる。

デビュー27年間、常にトップスターの座にあり続ける女優の格別な「セレブリティ・オブリージュ」(Celebrity Oblige=有名スターの社会的責務)だ。

ソン・ヘギョ

誠信(ソンシン)女子大学教養学部のソ・キョンドク教授は5月12日、「この12年間、ソン・ヘギョさんとともに世界各地に残っている大韓民国独立運動遺跡地に韓国語案内書、韓国語看板、扶助作品など、33カ所に寄贈してきた。しかし、私たちがまず先に意気投合したことは、まさに世界中の有名美術館や博物館に韓国語案内書を寄贈することだった」と明かした。

ソ教授は独立記念館広報大使、文化体育観光部の海外広報文化院諮問委員、国家ブランド委員会委員などを歴任してきた。海外に韓国と韓国の歴史、文化を正しく知らせる活動の先頭に立ち、その功労で2010年には環境財団が選定の“世の中を明るくした人々”にも選ばれている。

「ニューヨーク現代美術館(MoMA)を皮切りに、ボストン美術館、カナダ最大の博物館であるロイヤルオンタリオ博物館(ROM)、ニューヨーク・ブルックリン美術館などに韓国語案内書を寄贈した。今回も(ソン・ヘギョと)意気投合して、アメリカの別の有名美術館に韓国語案内書を寄贈することになった」というソ教授。

「韓国語案内書がすべて備えられてから、正確にどこに設置されているか、もう一度お話ししたい」としたうえでこうも語る。

「世界の有名美術館と博物館に行けば、英語、スペイン語、ドイツ語、中国語、日本語などの案内書はあるが、韓国語での案内書がなくプライドが傷ついた。

私でも一度は乗り出して作ってみようと思い、ニューヨークのメトロポリタン美術館に韓国語音声サービスを誘致した後日、ソン・ヘギョさんに会って長い間この仕事を共にしてくるようになった。

企画ソ・キョンドク、後援ソン・ヘギョというコラボレーションは今後も続くだろう。これからはアメリカを越えて欧州でも韓国語サービスがないところを探して、熱心に取り組む。いつも応援してほしい」

ソン・ヘギョはソ教授の活動を支える心強い後援者として、12年以上も一貫した善行を続けている。3・1節、光復節など祝日ごとに海外にある独立運動遺跡地に韓国語案内書、韓国語の看板、扶助作品などを寄贈して、その趣旨を広く知らせてきた。

今年の3・1節には、それまでその名があまり知られていなかった独立運動家チョン・ジョンファ(1900~1991)の映像を、多言語で制作し国内外に公開。昨年の光復節には中国・重慶の臨時政府庁舎に独立運動家キム・ギュシク(1881~1950)に関連する扶助作品を寄贈した。昨年3月1日にはサンフランシスコ独立運動案内書を寄贈した。

中国の上海臨時政府庁舎とユン・ボンギル記念館に韓国語案内書を寄贈し、中国の杭州臨時政府庁舎とアメリカ・ロサンゼルスのアン・チャンホ)ハウス、フィラデルフィアのソ・ジェピル記念館などにも韓国語での案内書を寄贈した。

それだけではない。アメリカのニューヨーク韓国人教会、カナダのロイヤルオンタリオ博物館(ROM)、京都府宇治市伊勢田町ウトロ地区に韓国語での案内書を製作するために、その費用を全額後援した。

この他にも『海外で出会った私たちの歴史物語-東京編』を1万部、『海外で出会った私たちの歴史物語-京都編』を1万部、『2・8独立宣言100周年記念案内書』を1万部、オランダ・ハーグに位置するイ・ジュン烈士記念館に扶助作品と大型の韓国語看板および案内板を寄贈した。

このようにソン・ヘギョは、この12年間、たゆまぬ善行で韓国の歴史を知らせることに先頭に立ち、善良な影響力を見せている。独立運動家たちの崇高な歴史を知らない外国人はもちろん、現在の韓国人にも歴史を知らせる内容だ。

海外の有名美術館に備え付けられている韓国語ガイドは、韓国の地位を全世界に示し、そこを訪れた韓国人観光客や韓国語ユーザーにとって重要な情報にもなる。

1、2年という単発ではなく、12年間に渡って一貫してキャンペーンを続けてきたソン・ヘギョは今、演技者としても第2の全盛期を迎えている。

Netflixオリジナルシリーズのドラマ『ザ・グローリー』でムン・ドンウン役を熱演し、爆発的な人気を集めたソン・ヘギョ。次回作は殺人事件を巡る2人の女性の年代記を描いた『自白の代価』で、人気女優ハン・ソヒと共演する。

◇ソン・ヘギョ プロフィール

1981年11月22日生まれ。1996年にファッションモデルの選抜大会で大賞を受賞後、雑誌やCMモデルとしての活動を経て『初恋』でドラマデビューした。2000年に放送されたドラマ『秋の童話』で演じたウンソ役が大きな反響を呼び、一躍人気女優に。その後も『ホテリアー』(2001年)、『太陽の末裔』(2016年)、『ボーイフレンド』(2018年)といった日本でも人気の高いドラマ作品に出演。2017年には『太陽の末裔』で共演したソン・ジュンギと結婚したが、2019年6月、約1年8カ月の夫婦生活に終止符を打った。

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