3年ぶりのカムバックを待ちわびていたファンに、完全に冷水を浴びせたリーダーだった。
ボーイズグループTEEN TOPが来る7月に3年ぶりに完全体カムバックを控えているなかで、リーダーのC.A.Pがグループを脱退することになった。
生放送中に悪口と喫煙、軽率な発言で議論を呼び、最終的に脱退を決めたのだ。所属事務所の謝罪で議論が収まるかと思われたが、C.A.Pの決定は脱退だった。このすべての議論が脱退のために意図的に行われた言動だったという点で、さらに衝撃を与えている。
C.A.Pは最近進行したライブ放送の途中、悪口と喫煙を自制してほしいというファンの要請に過激な発言で返答し、議論を呼んだ。
特にC.A.PはTEEN TOPがカムバックを発表した状況で、「(TEEN TOPが)カムバックするからと突然やってきて、“こうしてはいけないのではないか”などと、××するのが正直嫌だ」とし、「青天の霹靂のような話かもしれないが、私はそのままカムバックをやめようかなとも考えている」と話して注目を集めた。
生放送中の喫煙と悪口も軽率な行動だったが、公開的にTEEN TOPのカムバックに参加したくないという意中を表わし、ファンを驚かせた。この発言が議論となり、所属事務所TOPメディア側は5月10日、「C.A.Pのライブ放送中の不適切な言動について、ファンをはじめとする多くの方々に心配をかけて申し訳ない。現在、C.A.Pは足りない姿を見せたことを大きく反省し、深く後悔している」と立場を明らかにした。
所属事務所の謝罪と立場の整理で議論が終わるのかと思ったが、そうではなかった。C.A.Pは翌日である5月11日、グループ脱退を公式に発表した。
TOPメディア側は「TEEN TOPのメンバーたちと相談した末、本日付でC.A.Pの脱退を決めた。TEEN TOPはチョンジ、ニエル、リッキー、チャンジョの4人体制で活動する予定だ」と明らかにした。C.A.Pは脱退と同時に、専属契約も解約することになった。
生放送中の悪口騒動以降、自らの立場を直接明らかにしていなかったC.A.Pだったが、脱退と関連して乗り出した。
彼は脱退発表後、自身のSNSに長文を投稿。「明らかに議論が起きかねないという部分を認知していたにもかかわらず、自分だけを考えて利己的に行動した。私は長い間、自分に合わない服を着ていると感じた。もうその服を脱ぎたくて、正しくない行動をすることになった」と書いた。そして自分の行動によって被害を受けたTEEN TOPのメンバーやファン、会社に謝罪した。
さらにC.A.Pはライブ放送を通じて、「実はこうなると思っていた。話さなかったからであって、(グループや事務所から)離れるつもりがあった。内心では一人で(脱退を)決めておいて相談すると言ったのが、自分自身に嘘をついたのではないかと思って申し訳なかった。私の本来の考えは脱退だった」とし、「私は間違ったとは思わない」と立場を伝えた。
ファンとメンバーには申し訳ないが、TEEN TOPから脱退するためにした行動だったという意味だった。
脱退のための意図的な行動だったというC.A.Pの発言は、かなり衝撃的だ。これまで多くの悩みがあり、苦心の末に下した決定かもしれないが、彼の意見を伝える方法は明らかに間違っていた。
しかもTEEN TOPは5月3日に、公式に7月の完全体カムバックを発表した状況だ。その後に議論を起こし、グループから脱退する過程で雑音が増え、TEEN TOPのカムバックにも冷水を浴びせた格好だ。
リーダーとしてもC.A.Pの行動には責任感がなかった。C.A.PはTEEN TOPのリーダーとして、グループを率いていかなければならない立場だった。TEEN TOPが自分に合わないので長い間悩んだというが、活動を終える過程があまりに軽率で礼儀正しくなかった。
3年ぶりのカムバックを期待していたファンにも、TEEN TOPメンバーにも本当に美しくない終わり方だった。
(記事提供=OSEN)
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