25歳男性アイドルに26歳女優まで…韓国で相次ぐスターの突然の別れ、悲しみに暮れる4月の芸能界

2023年04月24日 話題

「4月は最も残酷な月」

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イギリスの詩人T.S.エリオットの詩『荒地』が現実となった。相次ぐスターたちの突然の悲報で、韓国芸能界は過去稀に見る“残忍な4月”を過ごしている。

4月20日にはスター2人の悲報が伝えられた。

特にK-POPボーイズグループASTROのメンバー、ムンビンさんは25歳の若さでこの世を去り、大きな衝撃をもたらした。

この世を去ったアイドル、女優…早すぎる別れ

1998年生まれのムンビンさんは幼い頃から子役モデルや俳優として活動し、後にASTROの一員としてK-POPデビューした。

これまで生きてきた人生のほとんどの日々を芸能人として過ごし、多くの芸能人仲間や芸能関係者とも明るい顔で接してきたムンビンさんの突然の訃報に、芸能界はもちろんファンも大きな衝撃を受けた。

ムンビンさんがなくなった翌日の20日は、偶然にもムンビンさんの母親の誕生日だった。

ムンビンさんの所属事務所Fantagio(ファンタジオ)は遺族の意思を尊重し、遺体安置所への取材を丁重に断り、葬儀も非公開で行った。ムンビンさんは22日、永眠についた。

ムンビンさんの実妹でガールズグループBilllieのメンバー、ムン・スアをはじめ、SEVENTEENスングァン、VIVIZシンビ、女優ムン・ガヨン、タレントのクォン・ヒョクスらは、ムンビンさんの早すぎる別れを悼み、衝撃から抜け出せずにいる。

ムンビンさん

そしてもう一人、1990年代の韓国芸能界を風靡した元タレントのソ・セウォンさんは20日、カンボジア・プノンペンの韓国人病院で点滴注射を受けている途中に亡くなったことがわかった。

30年以上前に最高の人気を博したソ・セウォンさんの突然の悲報に、韓国芸能界は驚きを禁じ得なかった。何より、ソ・セウォンが持病持ちの状態で、医療施設が脆弱なカンボジアで点滴を受けて死亡した事実が知らされたことで、“点滴注射”に対する不安感も広がっている。

ソ・セウォンさんの葬儀手続きはまだ確定していない。ソ・セウォンさんと長年の知人だったアジア韓人会総連合会のパク・ヒョンオク副会長は23日、本紙『スポーツソウル』の電話取材に「娘のソ・ドンジュ弁護士が韓国からカンボジアに来て、葬儀手続きを議論中だ。ただ、23日が日曜日であるため寺院が閉まっている。故人の遺体は現在、冷凍保管中だ」と伝えた。

これに先立ち、4日には韓国近現代史の歌謡史を風靡した伝説的歌手のヒョンミさんが亡くなった。

ヒョンミさんはソウル龍山区(ヨンサング)の自宅で、一人で倒れているところを発見された。直後、緊急で病院に運ばれたが意識は戻らなかった。85歳だった。

ヒョンミさんの甥である俳優ハン・サンジンは最近、自身のSNSで「自分の日常に戻らなければならない。そして、自分の仕事をする。空が私たちを幸せそうに見守っている」と綴り、傷心を慰めたりしていた。

ほかにも、モデル出身の新人女優チョン・チェユルさんが11日、自宅で亡くなったまま発見されるなど、韓国芸能界の“過去最も悲しい4月”は続いている。

【相談窓口】

一般社団法人日本いのちの電話連盟(電話、メール相談可能)

TEL:0570-783-556=ナビダイヤル(午前10時から午後10時まで)

TEL:0120-783-556=フリーダイヤル 午後4時から午後9時まで(毎月10日は午前8時から翌日午前8時まで)

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