芸能界から追放された韓国の人気MCがカンボジアで急死。再照明される波乱の人生

2023年04月24日 話題 #写真

芸能界を追放されたかつての人気MCの突然の死に、韓国がショックを隠せない。

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4月20日(現地時間)、タレント出身の実業家ソ・セウォンさん(68)が同日午後1時ごろ、カンボジア・プノンペンに位置する韓国人病院未来ポリクリニックで点滴注射を受けている途中に死亡したことが明らかになったのだ。

ソ・セウォンさんは1990年代から2000年代はじめにかけて韓国で最高の人気を誇ったMCだった。

1956年に生まれたソ・セウォンさんは、1979年にTBCラジオでデビュー、MBCの『青春行進曲』『日曜日の夜に』、KBSの『ソ・セウォンショー』(全て原題)などを進行し、当代最高の人気を博した。

1995年にはKBSコメディ大賞を受賞し、1997年には文化体育部長官賞の表彰も受けた。

コメディアン、放送進行のMCの他にも、役者や映画製作者としても活動し、芸能界の万能エンターテイナーと呼ばれた。

しかし人気絶頂の頃、放送局PDなどに広報費名目の裏金を渡し、脱税した容疑で拘束起訴され、2006年に懲役刑の執行猶予が確定した。

一連の事件で放送活動を中断したソ・セウォンさんは以後、牧師に転身して教会で布教活動を始めた。

しかし、2014年に前妻であるモデル出身のタレントであるソ・ジョンヒさんに暴行する映像が公開され、社会的公憤を買った。ソ・セウォンさんはこの事件で2015年に懲役6か月・執行猶予2年を宣告され合意離婚した。

当時、ソ・ジョンヒさんを相手にした強制的な結婚過程、家庭内暴力などが水面上に上がり、事実上、芸能界から除名された。

そして2016年、23歳年下の演奏家と再婚しカンボジアに移住。現在、妻との間に娘がいたという。

2020年にカンボジアでメディア事業を含め約3兆ウォン(約3000億円)に達する不動産建設事業を営む事業家として活動中だという近況が、伝えられていた。

(写真提供=チャンネルA)生前のソ・セウォンさん

最近はカンボジアの教会で礼拝を行い、牧師として信徒たちに祈祷をする姿が捉えられ、注目を集めたりもした。

前妻のソ・ジョンヒとの間にはタレント兼弁護士として活動中の娘ソ・ドンジュさんと息子ソ・ドンチョンさんがいる。

娘のソ・ドンジュさんはアメリカのサンフランシスコ大学法学部を卒業し、ペンシルベニア大学院で経営学を専攻し、MIT課程修了。ワートンスクール博士課程の奨学生などの実力を備えた才女としても注目された。

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