「おかえり!」BTSのワールドツアー最終公演は“血、汗、涙”の集大成だった【レポ】

2019年10月30日 K-POP #BTS #写真

10月29日、ソウルオリンピック主競技場でBTSのコンサート「LOVE YOURSELF: SPEAK YOURSELF [THE FINAL]」が開催された。

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この公演は、62回にわたって行われたワールドツアーの最終公演。ソウルで始まり、再びソウルで締めくくる形となった。

公演当日、世界中のBTSファンたちが会場に集まった。彼らは会場の周辺で記念写真を撮り、会場内では映像に合わせて歌を歌ったりしながら、早々に会場を盛り上げた。

Big Hitエンターテインメントのパン・シヒョク代表も会場を訪れ、国内外の取材陣に囲まれたりした。

午後6時30分、『Dionysus』でコンサートがスタート。ファンたちは曲を一緒に歌いながら、BTSを歓迎した。

リーダーのRMは海外ファンのために英語であいさつするなど、グローバルスターの一面を見せた。

メンバーたちは「もうファイナルコンサートだ。この日のために徹底的に備えた。死ぬ気で頑張る。ソウルから初めてソウルで終わる。皆さんと一緒で一層幸せだ」と、感想を語っている。

メンバーのソロステージも目を引いた。「僕たちが皆さんにもっと近く」と約束していたJUNG KOOKは、空中を移動する舞台効果でファンを喜ばせた。RM、J-HOPE、JIMINなども“指ハート”やネオンサイン、言葉を通じてファンへの愛情表現を惜しまなかった。


この日の公演は、まさにBTSの「レベル」を実感させるものだった。

完璧なパフォーマンス、多彩な舞台構成と効果、コンセプトごとの映像、衣装まで、見どころ満載。

それに、ファンたちの大人しい応援文化も加わった。4万人以上が集まったにも関わらず、秩序を保って入場するのはもちろん、ダンス曲には歓声を上げ、バラード曲には耳を傾けてから拍手で応援した。


最後に『IDOL』を熱唱したBTSは、アンコールを含め約30曲を披露。全セットリストが終わったあとは、メンバー別に本音を語っている。

「今まで僕たちのツアーを応援してくださって、お疲れ様でした。短くも、長くも感じられた。いろんな国を訪れたたくさんのARMY(BTSファン)たちに出会ったが、ARMYより可愛いのはなかった。もっと可愛いものが見つからない」と話したのは、メンバーのV。

また、「この公演が最後だと思わないでほしい。いずれまた大きな会場を借りてARMYを招待するので、その時も来てほしい。今日はARMYへの感謝の言葉だけを述べたい」と付け加えた。

J-HOPEは、「今日は火曜日(平日)だから、来てくださるか心配していた。でもみんな集まってくれた。BTSをオリンピック主競技場で3日間公演したアーティストにしてくださって、すごくありがたい。応援してくれる方々に感謝する。そして愛してる」と話した。

JINは「最後に皆さんを見つめたら、笑顔になる」と嬉し涙。「良くもあり、名残惜しくもある。複雑な気持ちだ。ツアーは終わったが、またアルバムを準備して帰ってくる」と、期待を持たせた。

JIMINは「次のコンサートは皆さんと何をしながら遊ぶか気になる。早く準備して開催したい」、JUNG KOOKは「時間が経つほど、コンサートに対する愛情が膨らんでいる。以前は少し疲れたりしたが、今回はすごく楽しかった」、RMは「ずっと自分を愛する方法について話しているが、僕も皆さんのおかげでここまで来た。これからも自分の大切さを知ってほしいし、みんなにそう感じてもらえるように僕たちも努力する」と語りながら目頭を熱くしていた。

約3時間の情熱的なステージと、涙でファンへの愛情を語ったBTSのワールドツアーは、より良い次を約束すると共に幕を閉じた。

(写真提供=Big Hitエンターテインメント)

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