“完売神話”の代名詞と呼ばれた有名ショーホスト、チョン・ユンジョン(47)が、生放送中に犯した愚行で法の制裁を受けることになった。
韓国の放送通信審議委員会広告審議小委員会は3月28日、通販番組の生放送中に悪口を言ったチョン・ユンジョンに対して、法定制裁である警告と関係者懲戒を議決した。
先立って1月28日、チョン・ユンジョンは現代ホームショッピングの生放送中、自身の不快感を率直に吐露して物議を醸した。
彼女は当時、「旅行商品は決まった時間だけ放送する。もう、どうしてまた旅行なの。XX、遊びに行こうと思ったのに」と発言。ミスというにはあまりにも自然で、慌てた様子すらなかった。
これに対し、スタッフが訂正を要求すると「あ、放送不適切言語、訂正します。放送していると時々、不適切な言葉を使ってしまうので申し訳ないが、バラエティのように見てほしい」と大したことはないという反応を見せていた。
だが、失言はこれだけにとどまらなかった。
その後、チョン・ユンジョンは謝罪を要求するネットユーザーに「私のことが大嫌いですね。では、私の番組は絶対に見ないでください。私は自分が嫌いな人を見ない性格なので」と皮肉ったりもした。
一貫して不誠実な態度を見せてきたチョン・ユンジョンは、苦情が放送通信審議委員会まで回付されるなど騒動が大きくなったことで、3月17日にようやく謝罪。事件が起きてから50日余りぶりのことだった。
放送通信審議委員会広告審議小委員会は28日の会議で、1月28日放送分について制作陣の意見陳述を聞いたあと、警告と関係者懲戒をともに議決。両方とも法定制裁で放送局再許可・再承認時に減点理由となる。
意見陳述に参加した現代ホームショッピングのイ・ギョンヨル対外協力担当常務は、「営業担当本部長が出演者に口頭で警告し、代表取締役名義の謝罪文をホームページに掲示する。今後、同一事案が再発しないようシステムを点検している」とし、「遅れたが、本人が気づいて反省した点も考慮して善処してほしい」とし、「20年間、このようなことはなかった」と述べている。
委員会メンバーは今回の決定について「当該出演者は、ほかの番組でも継続して個人の感情を不適切に表現していたにもかかわらず、一線を越えないよう製作陣が事前に管理できなかった責任が明確にある」と、制作側にも問題があったと批判した。
なお、当該事案は放送通信審議委員会全体会議の議決を残している状況だ。
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