韓国映画界の未来を担う存在から一転、“麻薬王”に…主演クラスとしての自覚は皆無だったのか

2023年03月03日 話題 #ユ・アイン

韓国の行政機関「食品医薬品安全処」は去る2月、ユ・アインがプロポフォールを常習投薬した証拠があると警察に捜査を要請。それを受け、警察は2月5日、仁川(インチョン)国際空港でユ・アインを身体検査したあと、尿・頭髪を採取して国立科学捜査研究院に精密鑑定を依頼した。

その後、ユ・アインの頭髪からは大麻、プロポフォール、コカイン、ケタミンの成分が検出されることに。

作品への影響は不可避

追加で検出された麻薬成分2種のうち、コカインは幻覚と中毒症状が強く、ヒロポン、ヘロインとともに三大麻薬に挙げられる。そしてケタミンは全身麻酔薬として使われているが、誤用・乱用の恐れがあり、2006年からは麻薬類に分類されている。

その後、警察はユ・アインにプロポフォールを処方したと疑われる病院・医院を家宅捜索するなど捜査を続行中だ。

そんななか、国立科学捜査研究院の精密鑑定が終わったことで、早ければ来週中(3月第2週)にはユ・アインを麻薬類管理法違反容疑の被疑者として召喚し、常習投薬の有無や経緯を調べる予定だという。

ユ・アイン

ユ・アインは今回の麻薬スキャンダルによって、出演作を待っていたファンや大衆、彼の作品のために莫大な資本と時間を費やした製作陣に想像以上の衝撃を与えた。現在、ユ・アインは多数の作品に主演俳優として名を連ねている状況だ。

Netflix映画『勝負』、Netflixオリジナルシリーズ『終末のフール』、映画『ハイファイブ』はすでに撮影が完了し、年内に公開される予定だったが、今回の事件で公開の可否さえ不透明になっている。これらの作品は“ユ・アイン主演”であるため、出演シーンをカットするなどの編集も不可能な状況だ。

また主役級の存在感を見せたNetflixシリーズ『地獄が呼んでいる』は今年初めに続編を撮影予定だったが、3月2日に降板・代役が発表された。

あちこちに混乱をもたらしたユ・アインだが、当の本人は口数が少ない。

ユ・アインはこれまで、社会的イシューに声をあげ、各種発言をしてきたことから反動が大きく、大衆の失望感も高まっている。プロポフォールと大麻投薬の容疑が広まると、ユ・アインの所属事務所UAAは「警察からまだ公式的に伝えられた内容がない。警察の調査を誠実に受ける予定だ」という当たり障りのない言葉を伝えただけだった。

逃げ場はある・致命的な汚点と意見真っ二つ

そんな状況で気になるのはユ・アインの今後だ。

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