被害者の加害者への血の滲む復讐が始まる。
校内暴力の被害者の復讐を描いたNetflixオリジナルシリーズ『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』パート2が3月10日の公開に先立ち、先月27・28日、メディアに向けて1・2話を先行公開した。
幼少期の暴力によって魂まで壊れたある女性が人生をかけて緻密に準備した凄絶な復讐と、その渦に陥る人々の話を描いた『ザ・グローリー』。
公開直後、累積1億4800万の視聴時間を記録し、国内はもちろん世界的に校内暴力に対する関心を想起させた作品らしく、パート2の初めから視聴者が気になるような“餌”を巻いた。キム・ウンスク作家はこの“餌”をすべて回収し、ムン・ドンウン(演者ソン・ヘギョ)の復讐を成功させることができるだろうか。
先行公開されたシーンを通じてパート2の見どころを紹介する。
被害者vs加害者 勝つのは?
「言語の神」キム・ウンスク作家らしくパート2は入り口から殺伐とした嘲弄と暴言が飛び交う。血の気のない涼しい顔でパク・ヨンジン(演者イム・ジヨン)のテレビ局を訪ねたムン・ドンウン。「復讐は(映画)『96時間』のようだと思ったが、お金も稼いで、学校も移って、とても忙しかった」と言いながらヨンジンに自首を勧める。そんなドンウンに向かってヨンジンは「お前の相手をする新しいヘアアイロンを探す」と反撃する。
ヨンジンの脅しは言葉では終わらなかった。結局、ドンウンをはじめとする被害者の一軸だったヒョンナム(演者ヨム・ヘラ)の正体がばれ、ヨンジンは家庭内暴力の加害者であるヒョンナムの夫を殺してやると言い、自分の言うことを聞けと脅す。
酒と暴力を日常的に繰り返す夫とヨンジンの脅迫から娘ソナを守らなければならないヒョンナムの境遇自体が新しいヘアアイロンとして使われたわけだ。