だが、『ペーパーハウス』パート1もこのようなプロモーションにより、ユ・ジテ、キム・ユンジン、パク・ヘス、チョン・ジョンソ、キム・ジフンなど大多数の主演俳優がインタビューに出たことがある。
そのため、『ザ・グローリー』のこのような広報戦略は異例だとされている。今年のNetflixオリジナルシリーズは成績が良くなかったため、ヒットメーカーであるキム・ウンスク作家とトップスターのソン・ヘギョを起用した本作は、より一層プロモーションに注力する見通しだ。
すでにメディアには1~6話までが公開され、好評を得ているだけに、主演俳優が前面に出なければならないが、インタビューをパート2公開後に進行するということは結局、“元夫リスク”を懸念しているというのが業界の共通した声だ。
2016年に『太陽の末裔』で恋人役として共演したソン・ジュンギとソン・ヘギョは、ドラマ終了後、実際の恋人関係に発展し、翌年の2017年10月に結婚した。『太陽の末裔』がアジア全域で大きな人気を集めたため、結婚式が開かれた新羅ホテルには、中国メディアがドローンを飛ばして結婚式場内部を撮影し、インターネット生中継するという珍事件もあった。
“ソンソンカップル”という呼び名で愛された2人は、2年後の2019年に離婚し、各々の道を歩んでいる。それでも依然として結婚前と同様の魅力的なビジュアルを維持し、韓国芸能界全般に大きな影響力を及ぼしている。
ある業界関係者は「ソン・ヘギョが直接インタビューに出る場合、どうしても前夫ソン・ジュンギに関する質問が出てくるので、避けていくのは難しいだろう。ソン・ヘギョが質問に答えなくても、それ自体が記事化されるほど関心が集中するため、結局、過熱した関心が冷めたあとに作品広報に乗り出すという戦略ではないかと思う」と推測した。
◇ソン・ヘギョ プロフィール
1981年11月22日生まれ。1996年にファッションモデルの選抜大会で大賞を受賞後、雑誌やCMモデルとしての活動を経て『初恋』でドラマデビューした。2000年に放送されたドラマ『秋の童話』で演じたウンソ役が大きな反響を呼び、一躍人気女優に。その後も『ホテリアー』(2001年)、『太陽の末裔』(2016年)、『ボーイフレンド』(2018年)といった日本でも人気の高いドラマ作品に出演。2017年には『太陽の末裔』で共演したソン・ジュンギと結婚したが、2019年6月、約1年8カ月の夫婦生活に終止符を打った。