韓国の“朝の顔”として知られるタレントのイ・サンビョク(75)が強制わいせつの容疑で起訴猶予処分を受けたことについて、心境を明かした。
12月23日、イ・サンビョクは『OSEN』との電話インタビューで、「(今回のことは)秋のことだ。有名税としか言いようがない。なぜなら、本人(被害者)が好きなように供述したからだ」と話した。
続けて「気分が悪いなら現場で抵抗し、異議を提起しなければならなかったが、半月ほど後に私がイ・サンビョクだという事実を知り、周囲に話したところ、“告訴しろ、そうすればお金を稼げる”と言ってここまでのことになったようだ」と話した。
イ・サンビョクは「後輩たちと昼食を食べた席だったが、事が発生すると、後輩たちが“兄さん、私たちが処理するのでじっとしていてください”と話した。そうして慰労金のつもりでお金をあげたが、そうなりながら、私が強制わいせつを認めたことになってしまった」と伝えた。
また、「結果的にそうなったので、私が申し訳ないと言ったなどの記事で出てきたようだが、後輩たちがそのように話して対応したことが中途半端になり、むしろ事が大きくなった」と明らかにした。
イ・サンビョクは去る8月、とある飲食店で40代女性の身体を触るなどし、強制わいせつの疑いで訴えられた。大田(テジョン)地方検察庁・瑞山(ソサン)支庁は、イ・サンビョクが容疑を認めて過ちを悔いており、被害者と和解したという理由で、11月25日に起訴猶予処分を下した。
起訴猶予処分とは、犯罪の嫌疑が認められ、訴訟条件が備わっているにもかかわらず、被疑者の年齢や境遇、犯罪の軽重などにより追訴を必要としないときに検察官が行う不起訴処分のことだ。
イ・サンビョクは「法的対応はしないつもりだ」とし、「一考の価値もない話なのに、今更出てきた。私としては、記事が出たので対応することになれば、新しくまた出て仕事が増えることになるので、じっとしているしかない。私はもうすぐに80歳で、芸能活動もほとんど終わりだ。一生を終える段階で残念なことが起きた」と話した。
イ・サンビョクは記者出身のタレント・文化評論家で、KBSの『TVは愛を乗せて』『朝の広場』といった長寿番組でMCを務めるなどして活躍した。
(記事提供=OSEN)
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