韓国の国民的歌手キム・ゴンモが、ようやく性的暴行の疑惑を晴らして再起を準備中だ。
キム・ゴンモの関係者は11月21日、『OSEN』に「キム・ゴンモが性的暴行の疑いを晴らしたのは事実だ。これ以上、この事件と関連して裁判所で扱うことはないだろう。完全に終わった」との公式立場を明らかにした。
先立ってキム・ゴンモは2019年、YouTubeチャンネル「カロセロ研究所」から提起された性的暴行疑惑に包まれた。とある遊興業所の女性従業員A氏が、2016年にキム・ゴンモから性的暴行を受けたと主張したのだ。
A氏がキム・ゴンモを告訴し、単純な疑惑を超えて法的な紛争に発展した。
しかしA氏の告訴から2年後、検察は不起訴処分を下した。これに対してA氏は抗告したが、再び1年が過ぎた今年6月に棄却。その後、A氏は「カロセロ研究所」で活動したカン・ヨンソク弁護士を法律代理人にして、もう一度、裁定申請を提起した。
だが11月4日にそれも棄却され、キム・ゴンモの性的暴行疑惑は最終的に棄却された。
その判断を下したソウル高等裁判所・第30刑事部は、「申請人(A氏)は被疑者(キム・ゴンモ)を強姦の疑いで告訴し、検事は嫌疑なしで不起訴処分を下した。事件の記録と申請人が提出したすべての資料を調べれば、不起訴処分は正当なものと納得でき、他に不当だと認めるほどの資料が不足している」と明らかにした。
疑惑が提起されてから3年ぶりに、キム・ゴンモがすべての疑惑を払拭した状況だ。それでもキム・ゴンモの被害は、依然として現在進行形ともいえる。出演中だったSBSのバラエティ番組『アラフォー息子の成長日記』からも降板し、歌手として活動も中断されたからだ。
キム・ゴンモの無念に大衆が同情している雰囲気だ。キム・ゴンモの関係者は、「事件が終わっただけに歌手復帰も計画している。しかしまだ正確な時期は決まっていない」と、慎重な態度を示した。
なおキム・ゴンモは1968年1月13日生まれ。1992年にアルバム『眠れない夜、雨は降って』でデビュー以来、韓国を代表する国民的な歌手として活躍していた。
(記事提供=OSEN)
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