ただBTSは今年の授賞式には出席しなかった。メンバーのJUNG KOOKは2022年カタールW杯の開幕式に参加し、ステージを披露した。
2018年の「フェイバリット・ソーシャル・アーティスト(Favorite Social Artist)」でAMAの賞を初めて受賞したBTSは、2019年には「フェイバリット・ソーシャル・アーティスト」「ポップ/ロック・ジャンル(Pop/Rock)・フェイバリット・デュオ/グループ」「ツアー・オブ・ザ・イヤー(Tour of the Year)」の3部門に輝き、2020年には「ポップ/ロック・ジャンル・フェイバリットデュオ/グループ」と「フェイバリット・ソーシャル・アーティスト」部門で受賞した経緯がある。
特に2021年は大賞格である「アーティスト・オブ・ザ・イヤー(Artist Of The Year)」をはじめ、「フェイバリット・ポップ・デュオ/グループ」「フェイバリット・ポップ・ソング(Favorite Pop Song)」など計3部門にノミネートされ、全部門受賞という快挙を成し遂げた。
BTSはアジア歌手として、初めてAMAの大賞を受賞したアーティストとして記録された。
AMAは1974年に始まったアメリカの権威ある大衆音楽授賞式だ。「グラミー賞」「ビルボード・ミュージック・アワード」と共にアメリカ3大音楽授賞式に挙げられる。この日、大賞格の「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」はテイラー・スウィフトに贈られた。
すでに視線は、アメリカ3大音楽授賞式のなかで最も権威のある授賞式「グラミー賞」に移っている。BTSは昨年、「ベスト・ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス」にノミネートされたが、惜しくも受賞には失敗した。
BTSは11月15日(現地時間)に発表された第65回グラミー賞のノミネートリストで、コールドプレイとコラボした『My Universe』で「ベスト・ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス」部門にノミネートされた。
同曲が収録されたコールドプレイのアルバム『Music Of The Spheres』も「アルバム・オブ・ザ・イヤー(Album of the year)」部門にノミネートされ、6月にBTSが発売したアンソロジーアルバム『Proof』のタイトル曲『Yet To Come(The Most Beautiful Moment)』が「ベスト・ミュージック・ビデオ」部門にノミネートされた。つまりBTSは計3部門にノミネートされたことになる。
これでBTSは、3年連続でグラミー賞の候補に挙がったことになる。AMAで5年連続受賞の快挙を成し遂げたBTSが、来年2月5日の第65回グラミー賞で初の受賞を実現するか期待が集まっている。