飲酒運転事件が相次いでいる韓国芸能界。直近1カ月間だけでも、SHINHWA(神話)のシン・ヘソン、VICTONのホ・チャン、俳優のクァク・ドウォンなど、後を絶たない状況だ。
【衝撃】KARA出身ギュリの財閥3世恋人が飲酒運転で摘発…謝罪
世間から注目を浴びる有名人が、潜在的殺人行為である飲酒運転を犯したということで警戒心が高まっている。
まず9月20日、飲酒運転で摘発されたVICTONのホ・チャンは、10月11日にグループ脱退を電撃発表した。
所属事務所ISTエンターテインメントは公式ファンカフェを通じて、「当社はホ・チャンを含む、VICTON全員と慎重な議論を交わした末、ホ・チャンのグループ脱退を決めた。これ以上、迷惑をかけることはできないという本人とメンバーの意思を受け入れ、このような決定に至った」と明らかにしている。
ホ・チャンは飲酒運転による摘発後、ファンカフェで直筆手紙を公開して謝罪。「刹那の誤った選択により、大きな失望感を抱かせることになった」とし、「取り返しのつかない行動へのすべての非難と叱責を心に刻み、今後、自分自身に恥ずかしくない人になるために心深く反省しながら生きていく」と心境を吐露した。
事務所も「ホ・チャンは絶対にしてはならない過ちを犯したことについて大きく反省している。今日以降、グループやソロ活動は中断する計画だ」と頭を下げた。
そしてSHINHWAのシン・ヘソンは飲酒測定拒否の疑いで逮捕され、衝撃を与えた。ソウル松坡(ソンパ)警察署は10月11日未明、「道路の真ん中に車が停車している」という通報を受けて出動すると、車中で寝ていたシン・ヘソンを発見した。そのまま飲酒測定を要求したが拒否され、逮捕するに至ったと明らかにしている。
泣きっ面に蜂で、シン・ヘソンが乗っていた車両は盗難報告されたものだった。車主は「シン・ヘソンを知らない」という趣旨の陳述をしていたこともあり、警察はシン・ヘソンが当該車両に乗ることになった経緯を調査する予定だ。
シン・ヘソンの所属事務所は、飲酒運転および飲酒測定拒否事態が報じられると、「飲酒状態で飲食店のバレーパーキングスタッフに鍵を渡され、帰宅中に道路に停車した状態で眠りについた」と説明したが、偽りの釈明問題も発生した。
これについてシン・ヘソンの法律代理人法務法人チェ・ソンは12日、「泥酔状態だったシン・ヘソンはカバンの中に自分の車の鍵があると考えた。近くにあった車のドアが開くと当該車両が自身の車であると勘違いして、車の助手席に搭乗した」という立場を再度強調した。
また俳優のクァク・ドウォンは9月25日、済州道(チェジュド)で飲酒運転をしていたところ、警察に摘発された。同日5時頃、クァク・ドウォンは酔った状態で自身のSUVに乗り、約10kmを運転したという。
警察は道路で車が動いていないという通報を受けて出動し、現場でクァク・ドウォンを立件した。飲酒測定の結果、クァク・ドウォンの血中アルコール濃度は免許取り消しレベル(0.08%)を超えていたと伝えられている。
クァク・ドウォンは飲酒運転に先立ち、2018年に女優へのセクハラおよびスタッフへの暴行疑惑で問題になったことがある。それだけでなく、2020年には映画『消防士』の会食中に関係者に暴行を働いたという説も提起された。
その後、バラエティ番組への出演でイメージ回復に成功していたが、今回の飲酒運転で再び世間からの信頼を失うことになった。
文化評論家のキム・ソンス氏は、「飲酒運転はしてはならない。青少年に影響力のある芸能人が飲酒運転をするということは理解できないこと」とし、「芸能人が得ている富と名声は、彼らだけの努力で作られたのではなく、ファンが作ってくれたということを知らなければならない。彼らは大衆から選ばれて人気と富を持っただけに、それに相応しく行動しなければならない。世間が感じる裏切り感を理解し、きちんとした謝罪をしなければならない」と指摘している。
続けて「芸能界活動を辞めることで責任を負わなければならない。富と名誉、そして影響力を手放さなければならない。シン・ヘソンの場合、ファンたちが声明書まで出して叱責している。スターが悪い場合、ファンが良い道へと導いてあげなければならない。ただ(盲目的に)芸能人を擁護するのは誤ったファン心」とし、「有名人は自身の過ちに対して責任を負う行為である謝罪をし、反省し、権威を下げるべきだと考える」と断固たる立場を明らかにした。
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