歌手兼俳優パク・ユチョンが『OSEN』の独自報道でタイに居住していることが明らかになったなかで、韓国活動の復帰に赤信号が灯った。
パク・ユチョンにとっては、青天の霹靂だろう。
9月27日、法曹界によると、ソウル中央地方裁判所・第50民事部はパク・ユチョンが出した「放送出演・芸能活動禁止仮処分」の取り消し申請を棄却したと発表した。
先立って、パク・ユチョンのマネジメント委託を受けた芸能事務所HAVE FUN TOGETHER(旧イエスペラ)は、パク・ユチョンが専属契約に違反して第3者と接触して活動を計画したと主張。2021年8月、裁判所にパク・ユチョンの放送出演および芸能活動禁止を求める仮処分を申請した。裁判所は同年11月、これを容認した状況だった。
パク・ユチョンは国内外の芸能活動が法的に中断されたため、芸能活動を再開するために裁判所に仮処分取り消し申請を行ったが、裁判所がこれを棄却したことで、パク・ユチョンの韓国活動の復帰に再びブレーキがかかることになった。
ただでさえパク・ユチョンは現在、海外暮らしを強いられている。
パク・ユチョンと近いある芸能界関係者は9月14日、『OSEN』に「パク・ユチョンが『悪に捧げ』という映画を通じて韓国芸能界に復帰することを望んでいる。映画を事前に観たが、パク・ユチョンの演技力はまだまだ良い。上手かった」と述べた。そして「国内の世論が良い状況ではないので復帰は容易ではなさそうだが、どうなるか見守っている」と明かした。
しかもパク・ユチョンは2年間、タイや日本、中国を行き来しながら海外に居住しているという。
韓国活動に対する復帰の意思を表わしたパク・ユチョンだが、映画『悪に捧げ』の公開を控えているにもかかわらず、それと関連した国内スケジュールや活動はなかった。どうしてもパク・ユチョンの韓国活動が慎重なだけに、別途のスケジュールを取らなかったと見られる。
そんななかで裁判所から芸能活動に対する「待った」をかけられ、彼の韓国復帰はさらに遠ざかることになった。
なおパク・ユチョンは2019年4月、麻薬購買および投薬の容疑を受けて懲役10カ月、執行猶予2年を宣告された。パク・ユチョンは当時、記者会見を通じて「麻薬投薬が事実の場合、芸能界を引退する」と疑惑を否定したが、自粛から1年も経たないうちに活動復帰の動きを見せ、議論に包まれたりした。
(記事提供=OSEN)
◇パク・ユチョン プロフィール
1986年6月4日生まれ。小学校高学年からデビュー前までアメリカで生活。2004年に東方神起のメンバーとしてデビュー。グループ脱退後、ジュンス、ジェジュンとともにJYJを結成。歌手として活躍する一方で、ドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』『ミス・リプリー』『屋根部屋のプリンス』などを通じて俳優としても高く評価された。2019年、麻薬を使用した容疑で懲役10カ月、執行猶予2年の判決を受けた。
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