兵役から除隊した人気スターであれば、復帰第1作がとても大事だ。チ・チャンウクの場合は、20年間の冷凍人間生活から復活した主人公を演じることになった。そのドラマのタイトルは『僕を溶かしてくれ』(原題、tvN)である。
そもそも、チ・チャンウクは陸軍の現役兵として軍事境界線に近い最前線の部隊で軍務に就き、2019年4月27日に除隊した。
(関連記事:これから「除隊する芸能人」と「入隊予定の芸能人」は?)
しかし、これほどの人気スターなので、チ・チャンウクの場合は除隊前から様々なオファーが届いていた。
その中からチ・チャンウクはケーブルチャンネルのtvNの新しいドラマ『僕を溶かしてくれ』を選んだ。このドラマは、「冷凍人間プロジェクト」という企画に参加した男女が、不思議な展開によって20年後に目を覚まし、奇怪な出来事に巻き込まれるというストーリーだ。
特に、チ・チャンウクは、20年間も冷凍人間だったというメディア・プロデューサーを演じる。
この夏も撮影は順調に進められ、チ・チャンウクも意欲満々だ。なにしろ、彼は軍務を通して体力をとても向上させている。それで思い出したのが、兵役中に12キロも体重が太ってしまったという事実だった。
それは、芸能人にはよくあることなのだ。
というのは、芸能活動をしているときは常に節制に努めなければならないが、軍隊に入ったらそういう節制をする必要がない。
むしろ、厳しい訓練に耐えるためには、どんどん食べて、とことん体力をつけなければならない。特に、チ・チャンウクは他の兵士と同様にチョコパイやアイスクリームをたくさん食べたようだ。そして、芸能活動時代の反動として太ってしまったのだ。
しかし、除隊が近づいてくると、チ・チャンウクは再び節制に務め、精悍な姿で兵役を終えた。その後は新しいドラマに備え、この夏は精力的に撮影に臨んでいる。
復帰作ということで、チ・チャンウクも『僕を溶かしてくれ』には並々ならぬ決意を見せている。20年間も冷凍人間だった、という役柄も奇抜だ。こういうときにこそ、チ・チャンウクは器用な持ち味を存分に発揮する。
2019年下半期の放送が本当に楽しみだ。
(文=康 熙奉/カン・ヒボン)
前へ
次へ