かつて“故意の抜歯”で兵役免除を受けた歌手のMC MONGが、再びステージに立つ。
【写真】「えっ、そんな理由で？」兵役を免除された韓国芸能人20人
8月18日、韓国音楽界によると、MC MONGは10月22、23日、KBSアリーナで単独コンサートを開催する予定だという。
MC MONGがステージに立つのは、2021年12月30、31日に開かれた「MC MONG 20周年コンサート:これからが始まりだ！」以来、10カ月ぶりだ。
MC MONGは、この事実を最近、自身のSNSを通じてファンにそっと伝えていた。「年末にコンサートをしてくれますか」というファンの要請に、「年末より近い時期にします」と答えたのだ。
これに対してファンも喜び、「いつやるのか」「地方でやってほしい」と歓迎。コンサート会場を抑えた当日、ファンに開催を知らせたことが確認されている。
MC MONGは音源だけでなく、ライブアーティストとしても知られている。『Love mash』『サーカス』『Ice Cream』『Letter to you』など、2000年代初頭の韓国音楽シーンを席巻した思い出の名曲から、9thフルアルバム収録曲『Sick Enough to Die』、8thフルアルバム収録曲『FAME』『CHANEL』など、多彩なヒット曲のパフォーマンスでファンから大きな愛を受けた。
アルバムごとに華麗なフィーチャリングを前面に押し出すだけでなく、実際にゲストとしても読んでいる。昨年末に開かれた20周年公演には、歌手Jamie、ソユ、ホ・ガク、COOINGなどがゲストとして登場していた。そのためMC MONGのコンサートは、毎回、チケット販売開始とともに売り切れるほどだ。
10代からMC MONGの音楽を聞いて育ち、今は20～30代になったコアなファンも多いが、ユーチューブを通じて過去に出演していたバラエティ番組に接したり、最近のアルバムを聞いて関心を持った新規ファンも少なくない。
だが、これまで、“さまざまな噂”が浮上していたMC MONGは、しばらくの間、うつ病や不眠症に酷く悩まされていたが、最近は絵を描くことで傷を癒し、ファンとコミュニケーションを取っている。SNSに作品を掲載してファンに見せたりもしているだけでなく、優れたデザインと華麗な色合いで芸能界内外でも口コミが広がっている。
そのため、MC MONGは自らがデザインしたアパレルを販売し、収益金を寄付したこともある。
彼は「絵を習ったこともないが、本当に妙に音楽と似ている。知れば知るほど難しい」とし、「すべての画家の方々を尊敬します」と創作の難しさを吐露した。
MC MONGの関係者は、「コンサートの時、直接描いた絵の展示可否などを多角的に検討中だ」と伝えている。
なおMC MONGは2010年、故意による抜歯で兵役を逃れようとしたとの疑惑に包まれながら、大きな騒動となり、芸能活動を中断した。翌年、裁判を通じて兵役逃れ容疑に対しては無罪の判決を受けたが、故意に入隊を延期したという疑いが認められ、懲役６カ月、執行猶予１年、社会奉仕120時間を宣告された。
その後、2014年に6枚目のアルバム『MISS ME OR DISS ME？』を発売して活動再開に乗り出した彼は、2021年3月に9thフルアルバム『FLOWER 9』発売当時、YouTubeチャンネル「1theK」の「本人登板」コーナーに出演し、自ら兵役論議に言及した。
そこでMC MONGは、「遺伝病のため、歯が身体障害者レベルであり、10本を超える歯を病気のせいで抜いた。“健康な歯を抜いた”とされたが、正常な歯ではなかった。裁判所でも診断書類を徹底的に検討し、無罪判決だった」と解明した。
■俳優ヒョンビンの“兵役”は何がすごかったのか。今も語り継がれる理由
前へ
次へ
