「兵役に劣らない国家的責任を」BTSの兵役問題、万博誘致の釜山市長が“代替服務適用”を切実訴え【全文】

2022年08月18日 話題 #BTS

釜山(プサン)広域市のパク・ヒョンジュン市長が、BTS(防弾少年団)の兵役代替服務適用を丁重に訴えた。

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パク市長は8月18日午前、自身のフェイスブックに「2030年の釜山万博誘致のため広報大使として活躍中のBTSに対し、代替服務制度を適用することを大統領室に建議した」とし、「BTSの実質的で積極的な釜山万博誘致活動のためには、兵役服務問題が解決されなければ不可能だ」と投稿した。

続けて、「BTSに兵役免除という特恵を与えようという意味ではない。BTSがこの代替服務制度の適用を受けることになれば、メンバーたちは兵役服務に劣らない国家的責任が付与されることになる」とし、「大韓民国のための忠心として、釜山の未来のための本気の思いとして、万博の成功的誘致を熱望する釜山市民の心を推し量ってほしい」と強調した。

兵役法によると、国威宣揚及び文化暢達に寄与した芸術・体育特技者は、兵役服務の代わりに芸術・体育要員として服務することができる。

しかし、現行法上では大衆文化芸術家たちは兵役特例の対象にならない。このため、韓国を越え全世界の音楽市場をリードするBTSに対し、兵役恩恵の公平性が保証されなければならないという主張が出ている。

去る8月1日に行われた国防委員会全体会議で、イ・ギシク兵務庁長は「代替服務という全体的な枠組みのなかで見ている」とし、イ・ジョンソプ国防部長官も「公正性と公平性、兵役資源の減少など、原則的な問題に触れない範囲内で解決する方法を探している」と説明していた。

BTS

「国家のために奉仕することになる」

以下、パク・ヒョンジュン市長の投稿全文。

2030年の万博釜山誘致のため広報大使として活躍中のBTSに対し、代替服務制度を適用することを大統領室に建議しました。

BTSの実質的で積極的な釜山万博誘致活動のためには、兵役服務問題が解決されなければ不可能だという判断のもと、万博開催都市の市長として苦心の末に大統領に建議することになりました。

これまで、歴代政府が国威を宣揚した芸術・体育人たちに例外的に代替服務制度を適用したケースは少なくありませんでした。

1994年にはイ・チャンホと囲碁代表に代替服務制度が適用され、(2002年日韓)ワールドカップのときはベスト16に進出したという理由で代替服務制度の対象でないにもかかわらず特典を受け、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で3位を記録したプロ野球選手たちも例外的に適用されたことがあります。

この間、クラシック音楽の場合は609人が代替服務制度の適用を受けてきましたが、大衆芸術人は基本的に除外されています。

大韓民国で兵役服務義務が持つ象徴的意味はとても良く知っています。

私が建議するのは、BTSに兵役免除という特恵を与えようという意味ではありません。

BTSが代替服務制度の適用を受けることになれば、メンバーたちは兵役服務に劣らない国家的責任が与えられるのです。彼らだけがやり遂げられる力量で、国家のために奉仕することになるのです。

2030年の釜山万博開催は、釜山はもちろん我が国にとっても絶体絶命の課題です。

大韓民国のための忠心として、釜山の未来のための本気の思いとして、万博の成功的誘致を熱望する釜山市民の心を推し量ってくれることを願います。

(記事提供=OSEN)

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