俳優コ・ギョンピョ、除隊後の役者としての成長がスゴイ!「軍隊での体験が演技に役立っている」【インタビュー】

2022年08月20日 話題 #韓国映画

「軍隊での思い出はいいものばかりだった。僕にとっては大切な時間だ」

【写真】コ・ギョンピョ、パク・ボゴムとの熱い友情

韓国の男性たちが2度は行けないと身震いする軍隊。俳優のコ・ギョンピョが、その軍隊を背景にした映画『6/45』(原題)の主人公チョンウを演じ、飾り気のないコミカルな演技を繰り広げる。

8月24日に公開を控えた映画『6/45』は、軍事境界線を越えてしまった宝くじを巡り韓国と北朝鮮の軍人たちが繰り広げる騒動を描いたコメディ映画だ。

(写真=Sidus)コ・ギョンピョ
(写真=Sidus)コ・ギョンピョ

コ・ギョンピョが演じたチョンウは数日後に除隊を控え、偶然拾った当選金57億ウォン(約5億7000万円)1等賞の宝くじが北朝鮮側に飛んでいってしまい、その宝くじを探すため、北朝鮮の軍人たちと交渉する人物だ。斜めに寝転びテレビのリモコンを押す完全に緩みきった兵長の姿は、3年前の除隊直前のコ・ギョンピョそのものだ。

役作りで88kgまで増量

チョンウの楽天的で怠惰な面を表現するため、彼の言葉通り“ぽっちゃり体型”まで太ったところ、撮影終盤には88㎏まで増量したという。

「20代半ばに脳髄膜炎を患ったことがある。当時薬を処方されたが、10キロ太った。その後、太りやすい体質に変わった。今回も温厚なイメージを表現するために、思いっきり太った。あらゆる炭水化物をむやみやたらと食べたが、個人的にはとても幸せだった(笑)痩せることは大変だが、キャラクターの多様性を表現するという達成感が大きかった」と説明した。

(画像=Sidus)映画『6/45』出演中のコ・ギョンピョ

コ・ギョンピョは実生活において軍から除隊後、相次いで軍をテーマにした作品に出演した。

昨年、Netflixオリジナルシリーズ『D.P. -脱走兵追跡官-』の第1話で脱走兵を捕まえる上等兵のパク・ソンウ役を演じた彼は、服務時間中にもかかわらず飲酒を楽しみ、緩んだ姿で視聴者の目を引いた。

コ・ギョンピョは、「軍で教官を補助する下士官として服務しながらGP(最前方の監視警戒)を体験したことがある。パク・ソンウのような人も実際に軍隊で見られる人物だ」と説明し、「多様な人物に深く接することができるという点で、軍隊での体験が演技にとても役立った」と打ち明けている。

(画像=Sidus)映画『6/45』出演中のコ・ギョンピョ
(画像=Sidus)映画『6/45』出演中のコ・ギョンピョ

「軍での生活は楽しいだけではなかったが、良い思い出も多い。僕は、同じ年頃の友達よりも比較的遅い時期に入隊したが、友達から聞いた話よりも兵営文化がはるかに発展していた。もちろん血気盛んな20代の青年たちの立場からしてみれば、自由な行動を取ることが許されないので、もどかしいと思う気持ちもあるかもしれない。それでも僕は、軍での生活を送ってみることを奨める。兵役は国民の義務だ」

軍隊で会った“軍バン”(軍隊+ビッグバン)との縁も、彼の軍生活に活気を与えた。“軍バン”は軍の中の芸能人で構成されたパフォーマンスチームで、コ・ギョンピョとほぼ同時期に入隊したBIGBANGのSOLやD-LITE、歌手のBeenzino、俳優のチュウォンなどで構成された。

コ・ギョンピョは「“軍バン”の中で僕が末っ子だったが、兄さんたちとはまだ連絡を取り続けている。一緒に話していると前向きな希望と勇気が生まれる」と感謝を伝えている。

亡くなった母への恩返し

入隊前、“母親の癌が発見された”という便りを伝え、除隊後6カ月で母親が亡くなるという痛みを味わったりもした。

(写真=Sidus)コ・ギョンピョ

コ・ギョンピョは「軍での服務により母の闘病期間をともにできなかったことは残念だが、それは僕が受け入れなければならない痛みだ」と言い、「悲しい気持ちに縛られて後悔し、自責することは母も望まないだろう。今、僕が役者としての仕事を頑張って幸せな人生を生きることが、僕を育ててくれた母に恩返しする道」だと伝え、思慮深い一面を見せた。

痛みを経験しながら成長した彼は、コメディ映画で観客に会うことに対する期待感を表わした。人生の苦渋を経験したせいか、表現力も演技力もかなり深まったように見受けられる。

そのおかげで、観客もスクリーンいっぱいに広がったコ・ギョンピョの無邪気な笑みに笑いを浮かべる。

「若い頃はかっこいい役を演じたいという思いが大きかったので、コミカルな演技をすることが嫌いだった。チャン・ジン監督とともに『SNL KOREA』に出演しながらコメディについて学び、考え方も変わったと思う。精巧に設計された状況で、観客がすぐに反応するコメディが好きになった。難しいが魅力的なジャンルだ」

(写真=Sidus)コ・ギョンピョ

6月にパク・チャヌク監督の映画『別れる決心』(原題)への出演に続き、『6/45』とNetflix映画『ソウル・バイブス』の公開も控えているコ・ギョンピョ。

先立ってTVINGを通じて映画『ウラカイハルキ』(原題)が公開されたりもした。9月にはtvN新ドラマ『月水金火木土』(原題)が公開される。この2年間撮影してきた作品たちを一気に公開する。

コ・ギョンピョは「さまざまなキャラクターで視聴者の皆さんに会うことができるのが楽しみだ。観客と視聴者に信頼と楽しさを与えられる俳優になりたい」と、夢を語った。

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