検証不可能な“不幸自慢”なのだろうか…離婚・DV夫に関する韓国女性タレントの一方的な主張が議論に

2022年07月13日 話題

女性タレントのチ・ヨンスや、ガールズグループJewelry(ジュエリー)出身のチョ・ミナのバラエティ番組出演を巡る議論が絶えない。

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結婚生活に対する彼女たちの主張は信じ難いという意見が飛び交い、2人を出演させた番組側にも火の粉が降りかかっている状況だ。

チ・ヨンスは最近、KBS2のバラエティ番組『資本主義学校』(原題)に食堂創業志願者の一人として登場した。

彼女はその番組で、2つの仕事を掛け持ちしているが生活が苦しいとし、最近になって信用が回復したと明らかにした。特に「息子が5歳の時にチキンを買ってくれと言った。しかし2万ウォン(約2000円)がなくて買えなかった」と目頭を赤くし、残念な気持ちを示した。

離婚後、一人で子供を育てる彼女の話は、視聴者の心を動かした様子だった。しかし、『資本主義学校』の視聴者掲示板に書かれたとある文章が拡散され、雰囲気は一変した。

チ・ヨンスの告白は事実ではない?

(画像=KBS)『資本主義学校』に出演したチ・ヨンス

文章を書いたAさんは、「チ・ヨンスに2009年から2015年まで金銭的に多くの支援を与えたが、事実と違ってなかったことをでっち上げ、特定機関について発言し、社会と家庭に途方もない被害が出た」と主張し、「公営放送であるKBSが出演者に対する検証なしに放送をするならば、また別の被害者が発生する恐れがある」と指摘した。

また、Aさんはチ・ヨンスの私生活問題で番組が取り消しになったことがあると話した。Aさんは「チ・ヨンスは昨年1月、EBSの『波乱万丈』に出演する予定だったが、放送が取り消しになった。その理由は、チ・ヨンスの過去の行動と本人の誤った暴露で満身創痍になった人の妻が、放送局に電話で事情を伝えたからだ。その事実を放送局内部で検証し、放送分を削除した」と書いた。

Aさんが言及した理由が放送中止の原因かは明らかになっていないが、当時EBS側が早急にチ・ヨンスの出演回を放送しないことにしたのは事実だ。EBS関係者は7月12日、本紙『スポーツソウル』に「昨年1月28日の放送が、放送局内部の事情で放送中止となった。チ・ヨンスの出演分で合っている」と話した。

Aさんの文章をきっかけにチ・ヨンスへの疑惑が大きくなると、彼女の所属事務所側が立場を明らかにした。関係者は「チ・ヨンスが嘘の放送をしたという主張は事実ではない。チ・ヨンスとAさんは互いに告訴し合ったと聞いている。訴訟中なので裁判所の判決が出た後に判断する」と伝えた。

炎上狙い?番組制作陣の思い

最近、離婚訴訟に突入したチョ・ミナがゲストとして出演した放送も、保留された経緯がある。チョ・ミナは7月5日、チャンネルSのバラエティ番組『進撃のおばあちゃん』(原題)に出演する予定だった。

(画像=チャンネルS)チョ・ミナ(中央、右下)が出演した『進撃のおばあちゃん』は放送されなかった

その放送でシングルマザーとして生きていくことにし、結婚と離婚について話すとされた。先立って自身のSNSに家庭内暴力の被害を暗示するような文章を投稿し、心配されていただけに、彼女の番組出演は大きな関心を集めた。

ただ一部からは、一般人である彼女の夫は直接的な釈明ができないのに、チョ・ミナはSNSや番組を利用して一方的な主張を展開でき、一方の立場だけを信頼するのは危険だという指摘もあった。

そんな彼女の出演分の放送は、暫定的に不発に終わった。チョ・ミナの夫の法律代理人が放送前日、家事訴訟法10条と72条に基づいて報道を禁止する事前処分申請を出したためだ。『進撃のおばあさん』側は「チョ・ミナの夫が事前申請を行い、それについて制作スタッフが内部で議論をした結果、放送休止を決めた」と知らせた。

放送局および制作陣の出演者に対する検証について疑問の声も上がった。視聴率と話題性を高めるために議論になる芸能人を意図的に番組に呼んでいるとの指摘もあった。

チ・ヨンス(左)とチョ・ミナ

それと関連して大衆文化評論家のチョン・ドクヒョンは7月12日、『スポーツソウル』に「検証に失敗したと見るのは難しいのではないか。雑音が生じることを知っており、その雑音を引っ張っていけるかどうかと損益を計算したはずだ。得るものより失うものが多ければ、放送を覆すこともある。コンテンツ同士の競争が激しいからだろう。そのためノイズも選択肢になっている。露骨に問題になりそうなテーマを入れたりもする。かつては議論を避ける雰囲気だった。しかし現在は関心を引くことができるなら、気にしないようだ。検証が容易ではなくて問題が発生した事例もあるが、制作陣がわかっていながら強行するケースもある」と明らかにした。

しかし制作陣の立場はまた違う。とある芸能局の関係者は、「出演者の検証を熱心にすべきというが、出演者が話さなければ知る方法がない。いくら一生懸命に叩いても、出てこないものは出てこない。そうして議論が起これば、制作陣が批判されるのだ。私が思うに、そのようなことを利用するプロデューサーはいない。そうするためには相当の勇気が必要だ。悪意を持って出演する人もいないだろう。たいていは二つのうちの一つだ。問題にならないと思っていたり、本人が自分の過ちを忘れたりしているのだ。コンテンツと制作陣に突きつけられる物差しが、あまりにも厳しい」と残念がった。

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