違法営業に脱税、麻薬取引まで? BIGBANGメンバー所有のビルが疑惑に包まれた

2019年07月29日 話題 #BIGBANG

BIGBANGのD-LITEをめぐる論争が、まさに佳境だ。

D-LITEが2017年に310億ウォン(約31億円)で買い入れたソウル江南(カンナム)区の8階建てビルで、遊興酒店(キャバクラなどの風俗店)の違法運営疑惑が提起された。この騒動は現在、脱税や麻薬流通の疑いにまで発展している。

(関連記事:「未熟な点があった」BIGBANGのD-LITE、所有ビルの違法風俗店&売春疑惑に対し公式立場発表

チャンネルAの『ニュースA』は去る7月28日、違法遊興酒店が運営されたD-LITE所有のビルで、麻薬流通の状況も掴んだと報じた。報道によると、当該の遊興酒店を尋ねた取材陣は客を装って「大麻を手配してくれ」と依頼。すると従業員は「調べてみる。私も購入できる場所は知っている。番号を書き残しておいてほしい」と返答し、隠密な取引が初めてではないことを示唆した。

警察は今年の初めにD-LITE所有のビルで麻薬使用のやりとりが行われるという情報を入手し、捜査を進めたが、当時は結果的に容疑を掴めず捜査が終了した。しかし、今回再び麻薬流通の疑惑が浮き彫りになり、世間は今後の警察調査に大きな関心を寄せている状況だ。

これに先立って、ソウル江南警察署は去る4月22日に当該のビルを取り締まり、違法遊興酒店の無許可営業を摘発した。摘発された店舗のうちの1つは、一般の飲食店として事業登録したうえで女性コンパニオンを雇い、遊興飲食店を運営していたという。警察は現在4店舗を食品衛生法違反の容疑で摘発し、各店の事業主4人を検察に送致している状況だ。

違法営業の議論は、脱税疑惑にも繋がった。

D-LITE所有のビルでは計5つの遊興酒店が運営されていたが、D-LITEは2017年に当該のビルを購入後、すべて一般事業基準で税金を支払った。現行の法律上、遊興業店の入った建物は“高級娯楽場”に該当する。これは重課税の対象となるため、建物の所有者は通常一般事業の最大16倍の財産税を余分に納めなければならないのである。

騒動を受けたD-LITEは、「違法営業について知らなかった」という立場を貫いている。

現在軍服務中のD-LITEは7月26日、所属事務所YGエンターテインメントを通じて「ビルの購入当時は、すでに賃貸者が入居した状態で店舗運営を行っていた。そのため、当該の業者らの違法営業行為に関しては十分に認知していなかった」と立場を発表。さらに、「違法営業が確認された営業所に対しては、ただちに法的措置を取る。ビルのオーナーとして、自分の責任についても最善を尽くす」と付け加え、誠実に対応する姿勢を見せた。

「知らなかったワケがない」と店舗運営者ら

一方で、当該のビルで実際に店舗を運営している事業主らは「D-LITEが遊興酒店の営業について知らなかった可能性は低い」と口を揃えている。「毎晩、接待婦らしき女性たちの集団がビルを往来していた。D-LITEと賃貸契約を結ぶ際には“違法営業を行って摘発されれば責任を負う”という内容の覚書まで書いた」というのが事業主らの主張だ。

さらにはD-LITEと親しい芸能人が問題の遊興酒店をたびたび訪ねたという証言も浮上し、D-LITEの釈明に対する疑問が膨らんでいる状況だ。

事件を担当していた江南警察署は、現在D-LITEに対する捜査を検討している。江南区役所とソウル地方国税庁もまた、脱税の調査に向けて動き出しているという。

しかし、今回の騒動を受けて一部の遊興業店が廃業、証拠隠滅に乗り出しており、追加の取り締まりは難航を示している。ビル内で運営していた地下1階と5~8階の飲食店はすべて閉鎖された状態だ。関係者によると、事業主らは違法遊興酒店らが税務調査を受けているという事実を耳にして、D-LITEから受け取るべき各種保証金も放棄して即座に廃業を決めたという。

警察はD-LITEの“ほう助疑惑”に迫ると共に、当該の遊興酒店に対する追加容疑を立証できるのか。世間は今後の行方に大きな関心を寄せている。

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