韓国の劇場はコロナ以前の水準にまで売上が回復、日本人監督作品も部門売り上げ1位に

2022年06月16日 映画

韓国の劇場に、ようやく春がやってきた。2022年5月の映画産業の売上額は前月比4倍近く増え、新型コロナ禍以前の水準に近付いてきた。

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6月16日、映画振興委員会が発表した「5月韓国映画産業決算報告書」によると、5月の全体売上高は1508億ウォン(約150億円)で、4月に比べて395.6%(1203億ウォン=約120億円)増加している。全体の観客動員数は、1455万人で366.7%(1144万人)増えた。

この大幅な増加について映画振興委員会は、「4月、距離確保措置の解除と、劇場内での飲食許容措置、期待作の公開が相まって、売上額と観客数が爆発的に増加した。5月の全体売上高は、前年同月および2020年同月比1000億ウォン(約100億円)以上増加し、2019年同月比2.5%(38億ウォン=約3億8000万円)しか減少していない」と発表した。

現在、韓国の劇場では、『犯罪都市2』(原題)と『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』が大ヒットしている。『犯罪都市2』は725億ウォン(約73億円)、『ドクター・ストレンジMoM』は618億ウォン(約62億円)の売上をそれぞれ記録し、全体売上の90%を占めている。

『犯罪都市2』(左)と『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』

また去る11日に累計観客動員数1000万人を突破した『犯罪都市2』は、5月だけで773万人も動員した。本作のヒットのおかげで韓国作品の観客占有率は53.1%を記録し、2021年9月以後、8カ月ぶりに海外作品を上回ることとなった。

インディペンデント・芸術映画部門では、口コミで2万人を動員した濱口竜介監督の『偶然と想像』が売上1位を占めている。

このような映画業界の上昇は当面の間続く予定だ。

最近では『ベイビー・ブローカー』『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』『魔女Part2. The Other One』(原題)、『バズ・ライトイヤー』などが良いスタートを切ただけでなく、『トップガン マーヴェリック』『ソー:ラブ&サンダー』『別れる決心』(原題)などの大作が公開を控えている。

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