麻薬投薬の疑いで収監された元アイドル練習生のハン・ソヒが、現在行われているYGエンターテインメントのヤン・ヒョンソク元代表との裁判に証人として出席し、法廷内で相手を卑下する発言を日常的に行っていたとして注目を集めた。
【写真】“最高のイシューメーカー”となった元練習生ハン・ソヒとは
ハン・ソヒはYG所属の元アイドル歌手に麻薬を渡して一緒に投薬した事実を、ヤン元代表が知ったあと、自分を呼んで脅迫したなどの主張で公益情報提供者になった。
本日(5月30日)、ソウル中央地方裁判所第23刑事部の主管で開かれたヤン元YG代表の特定犯罪加重処罰などに関する法律違反(報復脅迫など)に関する裁判には、証人としてハン・ソヒが出廷した。
ハン・ソヒは過去に検察と警察に調査を受けた際、怖かったと陳述した経緯がある。しかしヤン元代表との対質尋問では、足を組んで供述したり、腕組みをして「老いたおじさん」と言ったりした事実などが明らかになった。
また同日の裁判では、ヤン元代表とハン・ソヒは互いに親交があり、親しいメールでのやり取りも公開された。このメールが公開されたあと、ハン・ソヒは「なぜ(ヤン元代表を)恐れたのか分からない」とし、「何故あんな人を恐れたのか分からない。恐れる価値がない。悪口でも言えばよかった。脅迫できなかったのが恨みだ」と明らかにしている。
なおヤン元代表は2016年、B.Iの麻薬疑惑をもみ消すため、ハン・ソヒに陳述翻意を強要した疑惑で現在裁判を受けている。B.Iはこの事件により当時所属していたグループIKONから脱退し、YGとの専属契約も解約することとなった。そして2021年9月に懲役3年、執行猶予4年を言い渡された。
当時B.Iと一緒に麻薬を使用したハン・ソヒは、自身のSNSを通じて「(麻薬を)販売したというが、交付したのだ」という内容の主張を掲載した。B.Iに麻薬を運んだが、ディーラーから購入した価格と同価格で与え、金銭的利益が発生しなかったため、販売ではないと説いたものと見られる。
また先立って2度の麻薬関連犯罪で罪の償いをしていたハン・ソヒは、悪い過去で偏見を持たないでほしいというニュアンスの訴えも付け加えた。
以後、公益情報提供者の身分で保護されていたハン・ソヒは、執行猶予期間中にヒロポンを投薬などの疑いで有罪と認定され、去る4月に懲役1年6カ月の刑が確定し、現在収監中だ。
ハン・ソヒは、自身の裁判過程でも裁判所の拘束判決が出ると暴言を吐くなど騒ぎを起こし、物議を醸したことがある。
(記事提供=OSEN)
■YGのハン・ソヒに対する圧力とは…「YGが君の出国を望んでいる」
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