【サブカル日韓】あのドラマも実はそうだった!! 日本でリメイクされた韓国ドラマを一挙紹介

2019年07月11日 話題 #韓国ドラマ

韓国で最高視聴率25.5%を叩き出した人気ドラマ『サイン』(SBS、2011年放送)が、テレビ朝日の新たな木曜ドラマとして日本の視聴者の元を訪れる。

7月11日よる9時から放送スタートする日本版は『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』というタイトルで、出演作品ごとに独特な存在感を放つ俳優、大森南朋が民放ドラマで初めて主演を務めることでも話題を呼んだ。

実は、日本でリメイクされた韓国ドラマは少なくない。中には独自の設定やストーリーが高く評価され、原作を遥かに超える視聴率を記録したものもあった。

はたしてどんな作品たちが視聴者を唸らせたのか、さっそく紹介していこう。

(関連記事:【2019年版】韓国でリメイクされた日本のドラマを一挙紹介。えっ、あのドラマまで!?

『サイン』

2018年

『シグナル 長期未解決事件捜査班』(2016年放送、tvN)

2018年4月期にフジテレビ系列で放映されたドラマ『シグナル 長期未解決事件捜査班』。俳優の坂口健太郎がテレビドラマ初主演したことで話題となった。原作の『シグナル』は韓国で2016年1月から3月まで放映され、ケーブルチャンネルながら最高視聴率12%を記録して大きな反響を得た。ちなみに、吉瀬美智子と同じ役どころの女性刑事役を演じたキム・ヘスは“韓国唯一の総合芸術大賞”、「百想(ペクサン)芸術大賞」のTV部門で女子最優秀演技賞に輝いている。

『グッド・ドクター』(2013年放送、KBS)

2018年7月期にフジテレビ系でオンエアされた山崎賢人主演の『グッド・ドクター』。

原作の『グッド・ドクター』は“韓国のNHK”と言えるKBSで放送され、放送当初は最高視聴率21.5%を記録。2014年の第50回百想(ペクサン)芸術大賞でTV部門ドラマ作品賞を受賞するなど、人気と作品性の両方で評価を得た。日本版は、主人公による小児外科の患者たちや子供を亡くした両親たちへの“心のケア”を重点的に描いている。視聴者からは放送毎に「涙なしに見られない」「最初から最後まで感動した」といった声が続々と寄せられ、原作に劣らない大きな反響を得た。

2017年

『ごめん、愛してる』(2004年放送、KBS)

韓国で2004年11月から12月まで全16話構成で放映され、平均視聴率20.3%、最高視聴率29.2%を記録した大ヒットドラマ。グイグイと引き込まれるストーリーにハマッてしまう人々が多いことから熱狂的ファンが多数誕生し、その人気は今も根強い。

日本リメイク版はTBSの日曜劇場として2017年7~9月に放送された。TOKIOの長瀬智也が日曜劇場で初主演とあって話題性も十分であったが、原作とあまりにも異なるラストには不満の声も多かった。

2016年

『HOPE~期待ゼロの新入社員~』(2014年放送、tvN)

Hey!Say!JUMPの中島裕翔主演で2016年7月期にフジテレビ系列で放映された『HOPE~期待ゼロの新入社員~』(フジテレビ)は、2014年に韓国で熱い旋風を巻き起こしたドラマ『ミセン(末生)』のリメイク版。韓国の契約社員の実情や低賃金問題など、韓国社会が抱えるさまざまな問題も細かく描かれていたことで、放送当初から多くの韓国人サラリーマンたちの共感を呼び起こした。ただの “感動ヒューマンドラマ”だけにとどまらない名作として今でも高く評価されている。

2008年

『魔王』(2007年放送、KBS)

2008年7月期にTBS系で放映された『魔王』。連続ドラマ初レギュラー、そして初主演を飾った大野智は、同年開催された「第12回2008年度日刊スポーツ・ドラマグランプリ (GP)」で主演男優賞を受賞している。ドラマファンからは「今期最高の夏ドラマ」とまで評価されていた。一方で韓国版はオカルト的な要素が強く、殺人場面が多いために15歳未満の視聴が制限されるなど、「娯楽として楽しむ人たちには難しいドラマ」という印象が強かった。人気俳優チュ・ジフンが主演を務めたにも関わらず、視聴率は高くなかった。

2007年

『ホテリアー』(2001年放送、MBC)

2007年4月から6月まで、テレビ朝日系の木曜ドラマ枠で放送された『ホテリアー』。ペ・ヨンジュンやソン・ヘギョといった豪華スター陣が出演したこともあって、日本にも熱狂的な原作ファンが多かった。日本リメイク版では上戸彩が主演を務め、ペ・ヨンジュンが特別出演するなど視聴者を引き付ける要素は十分であったが、視聴率は1話以外すべて1桁台となり低迷した。

(文=姜 由奈)

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