詐欺罪に債務不履行まで。韓国芸能人の家族の「問題」、いわゆる“家族リスク”が依然として芸能界を熱く盛り上げている。
【写真】「母親の借金…」ハン・ソヒ、消した“タトゥー”が復活?
有名なほど、つけ札のようについて回る家族の問題に対して、スターたちはイメージの悪化を受け入れながらも“家庭史”を公開し、断固たる対処に乗り出している。
数年前、韓国芸能界を騒然とさせたスター家族の借金暴露は、依然として関心を集める問題だ。債務に関する問題にトップスターの名前が挙げられるほど刺激的なニュースは、多くないからだ。最終的に何人かの芸能人は、お金の問題で発生した家族との不仲を公開したり、苦しい家庭史を大衆に知らせたりして問題解決に乗り出した。
だが一度言及された借金問題は、決して消せないレッテルとして彼らを苦しめている。
ガールズグループWonder Girls出身の歌手イェウンは、去る3月11日に放送されたチャンネルAの『オ・ウンヨンの黄金相談所』(原題)に出演した際、父親について言及して話題を集めている。
先立ってイェウンは、2018年に牧師である父親と共に詐欺容疑で提訴されたことがある。イェウンの父親は当時、エンターテイメント事業を推進するとし、信者から約200億ウォン(約20億円)相当の投資金を盗み取った容疑を受け、イェウンもこれに積極的に加担したとして訴えられた。
イェウンは無実を主張するために警察の調査を受け、イェウンの父親は懲役6年を宣告されて服役中だ。その事件の影響で、イェウンの家庭史も公開された。
久しぶりに番組に出演したイェウンは同日、父親を許すことができない心境を打ち明けた。彼女は「父が詐欺罪で収監生活中だ。すでに5年ほどになった。今は私の人生から父の存在を消したが、周囲の人々は“許しなさい”という言葉をたくさん投げてくる。私は世の中には許されてはならないものもあると思う」と話した。
続けてイェウンは、「人生の最初の記憶は母親が父のためにたくさん泣いていたということ。知ってみると、父は教会の執事と浮気していた。相手の夫が父を殺すと追いかけてきたと言って、母が泣いた。6歳の頃だったが、その記憶がとても鮮明だ」と打ち明けた。
イェウンは幼い頃の悲しい記憶はもちろん、娘の知名度を利用して詐欺を犯した父親が、その対価を確実に支払うことを望んでいる。
イェウンだけでなく、女優ハン・ソヒも最近、母親が電子金融取引法に違反して再び借金問題について言及された。ハン・ソヒは2年前にも母親の詐欺行為を謝罪し、家庭史を明らかにしたことがある。そんな彼女が再び母親の債務問題について言及され、再び謝罪をした。
先立って3月2日、とあるユーチューバーはハン・ソヒの母親が8500万ウォン(約850万円)の詐欺容疑で提訴されたと述べた。
これについてハン・ソヒの所属事務所は、「母親シン氏がお金を借りる過程でハン・ソヒ名義の銀行口座を使った。シン氏はハン・ソヒが未成年の時に勝手に通帳を開設し、その通帳を(ハン・ソヒに内緒で)お金を借りるために使った。類似の事件が何回かあった。さらに私文書偽造事件もあった。こうした一連の事件で民事裁判が行われ、裁判所はハン・ソヒとは関係なく行われたことだと明確に線を引いた」と立場を明らかにした。
ハン・ソヒは母親の債務について、責任を負う計画がまったくないことを断固として明らかにした。ハン・ソヒは幼い頃、両親の離婚で祖母のもとで育った。母と娘という“天輪”を切ることはできないが、債務の責任を負う義務はなかった。
ハン・ソヒは本意ではなく被害を受けた被害者たちに謝罪しながらも、「娘が有名人であることを悪用してお金を受け取ろうとする一連の行為を根こそぎ遮断する」ことを明らかにした。初めて起きた問題ではないだけに、断固とした立場で対処するという意志だった。
父親が与えた傷に今も苦しむイェウンも、母親の借金問題に断固たる決定を下したハン・ソヒも被害者だ。親に子供の知名度を利用され、それによって知らせる必要のない家庭史まで公開しなければならなかった。
彼女たちは芸能人としてのイメージへの打撃はもちろん、「借金」のレッテルまで背負わなければならない。家族という理由ですべてを背負うには、あまりに過酷で大きな荷物だ。
(記事提供=OSEN)
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