本日(2月11日)、日本公開を迎えた映画『ブルー・バイユー』。本作は、韓国で生まれ、わずか3歳で遠くアメリカに養子に出された青年が、自身は知る由もない30年以上前の書類不備で国外追放命令を受ける。二度と戻れない危機に瀕するが、不器用な生き方しかできない男が愛する家族を守ろうと、ある決断を下すという物語だ。
【関連】ロンブー亮イベント登壇の様子「お土産買ってこうかなと」
今回解禁された本編映像では、アントニオの友人でベトナム移民のパーカーに招かれたホームパーティーで、司会者に逆指名されたキャシーが『ブルー・バイユー』をリクエストして歌うシーンが切り取られている。
「悩み事があって元気をなくしてた。私はいつも独りぼっち。大切な人を残してきたの。あの青い入り江(ブルー・バイユー)に」と、まるで強制送還の危機に瀕するアントニオとキャシーの気持ちを代弁するような歌詞に、思わず歌いながら目を潤ませるキャシーと、そんなキャシーの歌う姿を呆然と見つめるアントニオ。キャシーの歌声が切なく胸に響くシーンとなっている。
映画タイトルにもなっている『ブルー・バイユー』は、1963年にロイ・オービソンが発表し、リンダ・ロンシュタットのカバーで知られる名曲。今回、
このシーンの為にアリシア・ヴィキャンデルはこの歌を猛特訓したらしく、現在はカラオケの新しい定番曲になっているという。
映画の完成後、偶然ハワイに居合わせた夫のマイケル・ファスベンダーとジャスティン・チョン監督、アリシア・ヴィキャンデルで落ち合ってカラオケに行った際には、ジャスティンにこの曲を無理やり歌わせ、「わあ、本当に難しいね!」と言われたヴィキャンデルが「そうよ、言ったでしょ!」と言い返したというエピソードも語られている。
■日向坂46のBTSカバーに韓国も注目「韓国でもブームが来るのでは?」
前へ
次へ