韓国ガールズグループEVERGLOW(エバーグロー)のメンバー、イロンが休息を理由に母国・中国に帰った。
【画像】「国に帰れ」“韓国式の挨拶”をしなかったイロンに批判殺到
7カ月ぶりのカムバックから1カ月しか過ぎていない状況での突然の離脱をめぐり、様々な議論が続いている。
所属事務所YUE HUAエンターテインメントは去る1月10日、EVERGLOW公式ファンカフェを通じてイロンの中国行きを知らせた。所属事務所側は「イロンは1月中旬から2月末まで学業上の理由で中国に行く予定だ」とし、「新型コロナのためにしばらく会えなかった家族たちと休息を取る予定」と明らかにした。
彼女の休息に関係なく、EVERGLOWは5人体制で活動を続けていく。所属事務所側は「予定されたスケジュールは支障なく進行する予定だ」とし、「ファンの皆さんの了解をお願いし、EVERGLOWのすべての活動に多くの応援と関心をお願いする」と要請した。
イロンが所属するEVERGLOWは昨年12月1日、3枚目のミニアルバム『RETURN OF THE GIRL』のタイトル曲『Pirate』で7カ月ぶりにカムバックした。7カ月ぶりにカムバックしたアイドルグループのメンバーが、活動中に休息に入るのは異例のことだ。
イロンの突然の離脱は、“挨拶騒動”と関連があると思われる。去る1月2日に行われたファンサイン会でEVERGLOWメンバーは、新年を迎えてファンに感謝を伝えるために“クンジョル”をした。
クンジョルとは韓国で最も丁寧なお辞儀のことで、相手に向かってひざまずき、手を地べたについて頭を下げる挨拶だ。韓国では法事や新年の挨拶などで行う。
だがイロンはその場でクンジョルをせず、1人だけ立ったまま片方の手で拳を握り、もう片方の手で包む中国式の挨拶を行った。
そんな彼女の行動が議論を巻き起こした。一部のファンは韓国文化を無視した行為だと批判した。議論がさらに大きくなったのは、中国がイロンの行動を擁護したためだ。中国SNSではイロンの行動を褒める投稿が続き、中国メディアも彼女の行為を擁護した。
その結果、イロンの行動は政治的に利用されるに至った。先立ってイロンが中華中心主義を擁護する発言をしたことが知られ、ますます議論が大きくなっていった。最終的にイロンは、EVERGLOWに好ましくない議論だけを残したまま、中国に去ってしまった。
グローバル時代、個人の思想は尊重されなければならない。しかし大衆からの愛で生きるアイドルが公式イベントで信念と価値観を表わすことが適切だったかどうかは、論議の余地が残っている。
はたしてイロンは休息を終え、再び韓国に戻ってアイドルとして活動するのだろうか。関心が高まっている。
(記事提供=OSEN)
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