チョン・ジュニョンに「反省するふりをするな!」と非難の声が尽きない理由

2019年05月11日 話題

「職業は何ですか?」「歌手です」

5月10日午前11時、ソウル中央地方裁判所の刑事合意29部(部長判事カン・ソンス)は、性暴行犯罪の処罰などに関する特例法違反(カメラ等利用撮影)の容疑で拘束起訴されたチョン・ジュニョンの1回目の公判準備を進行した。

髪を短く切って最初の裁判に入ったチョン・ジュニョンは、職業を尋ねた判事の質問に「歌手」と答えた。そうだ。チョン・ジュニョンは優れた歌唱力と特別なカリスマ性で、大衆の関心と人気を得た“芸能人”だ。

そんな彼が芸能界デビューから7年を迎え、裁判所に立つ不名誉を抱いた。

チョン・ジュニョンは元BIGBANGのV.Iなどが含まれたトークルームに、違法撮影した性交渉動画を流布した疑いで、去る3月に拘束された。彼は2015~2016年、トークルームで女性との性的関係について言及し、盗撮した動画を配信するなど、動画や写真を知人と数回共有したと伝えられた。

この日の公判準備は、いわゆる“V.Iスキャンダル”で浮上した性犯罪・癒着不正で起訴された人物のなかで、最初に行われた裁判となった。そのため公判準備にもかかわらず、多くの関心が集まり、すべての視線はチョン・ジュニョンに向けられた。

公判準備とは、正式裁判を控えて公訴事実に対する被告人側の立場を聞いて、今後の実証計画などを整理するための手順だ。つまり今後の裁判を準備する手順であるため、被告人には出頭の義務はない。しかし大方の予想を覆し、チョン・ジュニョンは裁判所に現れた。

長い髪を短く切り、黒いスーツを着て出頭したチョン・ジュニョンの姿は、一連の事件に対する“反省の意志”を表しているように見える。この日の裁判でもチョン・ジュニョン側の弁護人は、「公訴事実をすべて認めている」とし、検察が提出した証拠にも同意した。また、不法撮影の犠牲者として特定された2人に国選弁護人選任を要請し、弁護人を通じて被害者との和解のために努力することを明らかにした。

しかし大衆の視線は、冷ややかだ。

「反省するふりをするな」「和解よりも被害者への謝罪が優先」「認めさえすれば終わりか。反省をしろ」など、チョン・ジュニョンの“反省”には疑いの目だけが向けられている。

「申し訳なさそうなふりをしてくるわ」

ただそれも自業自得といわざるを得ない。

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