BTS(防弾少年団)が入隊延期を申請し、2022年12月31日まで完全体で活動できるようになった。芸術・体育要員の編入と代替服務は、兵役法改正案をめぐる議論が保留されている状態だ。
【関連】BTSの兵役議論に大統領候補が持論「サッカー選手は良いのに…」
韓国の国会国防委員会法案小委員会は11月25日、「国威を発揚した大衆文化芸術家が、軍入隊の代わりにボランティア活動などで兵役に代えられるようにする内容の兵役法改正案を審議したが、結論を出せなかった」と明らかにした。
関係者は「与野党を問わず賛否が分かれた」とし、「今後、公聴会など公論化手続きを持つことにした」と説明している。このため、BTSの芸術体育要員としての編入と代替服務は、現状難しい状況となっている。
BTS最年長のJINは1992年12月4日生まれで、本来なら来月入隊しなければならない年齢。しかし、今回入隊延期を申請したことにより、2022年12月31日まで活動できるようになった。
一部では、メンバーが12月の誕生日まで活動可能だと報道されたが、入隊基準は誕生日ではないことが確認された。兵務庁関係者は「誕生日に関係なく、満30歳になる2022年12月31日まで入営延期が可能だ」と答えている。
大衆文化の芸術分野に対する兵役法改正案によると、文化勲章・褒章を受けた大衆文化芸術家が希望する場合、文化体育観光部長官の推薦書を受け、満30歳まで兵役を延期することが可能だ。
なお、2020年11月20日に行われたアルバム『BE (Deluxe Edition)』発売記念記者懇談会でJINは「兵役は当然の義務」とし、「国の呼びかけがあれば、いつでも応じるものだ。メンバーたちとよく話すのだが、全員が兵役に応じるとしている」と打ち明けていた。
前へ
次へ