BTSやTWICE、NCT 127…K-POPスターたちの海外ツアーが予告されたなかで日本では難しいワケ

2021年11月22日 K-POP

新型コロナの影響を受けたK-POPアイドルたちが、再び世界をターゲットにしていく。

K-POP界が日常の回復を目指す「ウィズコロナ」で再び活気を取り戻している。BTS(防弾少年団)を筆頭にNCT 127、TWICE、ATEEZ、MONSTA Xなど、K-POPを代表するグループがオフライン公演を予告した。

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過去2年間、事実上停止してしまった公演界は、段階的な日常回復措置にいち早く反応して海外ツアーを再開している。

BTSは来る11月27~28日、12月1~2日に有観客コンサート「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE-LA」を開催する。これまではソウルを皮切りにワールドツアーを始めたが、今回はアメリカでオフライン公演を再開する。チケットは早々に完売した。BTSのLAコンサートを味わうために、ソウルに遠征するファンだけで8000人以上もいると伝えられ、熱い人気を証明した。

NCT 127も2度目のワールドツアーに出る。12月17~19日、ソウル高尺(コチョク)スカイドームで「NCT 127 2ND TOUR “NEO CITY:SEOUL – THE LINK”」を開く。新型コロナ以降、1年11カ月ぶりに高尺スカイドームで行われる最初の公演だ。彼らはソウルを皮切りに、世界主要都市で公演を続ける計画だ。

BTSやTWICEなどの海外コンサートポスター

TWICEも12月24~26日、ソウル松坡(ソンパ)区のソウルKSPO DOMEで「TWICE 4TH WORLD TOUR “Ⅲ”」を開始する。ソウルを皮切りに、2022年2月16日にロサンゼルス、同18日にオークランド、同22日にダラス、同24日にアトランタ、同26日にニューヨークなどで公演を繰り広げる。

デビュー当時からグローバルファンから多くの愛を受けてきたATEEZも、世界に打って出る。来年1月にソウルとアメリカ、2月から3月まではヨーロッパを訪れ、ファンに会う。 MONSTA Xは12月、「Jingle Ballツアー」に合流し、来年2月まで北米ツアーに臨む。

新人たちも活躍する。VERIVERY(ヴェリヴェリィ)は12月5日から20日まで、計3週にわたってアメリカツアーを進行する。BLITZERSは海外プロモーションを披露する。その他にもStray Kids、THE BOYZなどが来年の海外ツアーを計画し、グローバルステージを準備中だ。

「日本では自己隔離があるので負担が多い」

現在も多くのK-POPグループが海外ツアーを準備中だという。とある企画会社の関係者は、「海外では現在、新型コロナのワクチンを接種すれば、コンサート場で座席の感覚を開けて座らせる必要がない。しばらく難しかったK-POP界では、コンサート収益を得る機会でもある」と説明した。

(写真提供=各所属事務所)上段左からBTS、NCT 127、下段左からTWICE、ATEEZ

北米、ヨーロッパツアーが盛んなことについては、「中国、日本、東南アジアなどはまだ自己隔離制度を維持しているところが多く、海外ツアーの負担が大きい」と話した。

K-POPグループのツアーのニュースに接したファンの反応も熱い。特に新型コロナのパンデミックでオンライン公演を観覧してきた海外ファンは、いよいよやってくるK-POPスターたちの訪問に大きな声援を送っている。

ロサンゼルス在住のとあるBTSファンは、「久しぶりにメンバーたちを直接観戦できるのでときめいている」とし、「すでに有名なポップスターらがアメリカで年末公演を準備している。K-POPファンも自分たちの好きなスターたちに会えるのではないかという期待感にあふれていて、コンサートのスケジュールが出ることを待っている」と明らかにした。

韓国のK-POPファンも「せっかく開かれるオフラインコンサートをときめく心で待っている。ただ国内コンサートは観客数の制限がある。コンサートを見たいファンは多く、激しいチケット争奪戦になりそう心配だ」と話した。

韓国国内の音楽市場も「ウィズコロナ」による日常回復への期待が大きくなる雰囲気だ。NU'EST、ONFなどもファンと共にする対面公演を準備中であり、アイドルグループの他にもイ・ムンセ、イ・スンチョル、キム・ジュンス、EPIK HIGHなどがコンサートを控えている。特にナ・フナは5000人規模のコンサートを準備中だと伝えられた。

相変わらずソーシャルディスタンスを守り、歓声などが禁止される一部の制約はある。それでも2年間も止まっていたオフライン公演が再開されるという点だけでも希望だ。

一部では韓国公演に対する防疫指針が緩和されなければ、K-POP公演が活気を取り戻せないと見ている。

とある公演関係者は「現在、韓国国内では厳しい防疫指針でコンサート自体が実現しにくい環境だ。BTSなどが国内より海外ツアーに目を向けるのもそのため」とし、「コンサートをしても最大5000席という座席制限があり、チケット収益も上がらないため負担が大きい。公演会場に対する防疫指針が緩和されれば、K-POPスターだけでなく、海外ポップスターらの来韓公演も行われるだろう」と説明した。

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