日本の“韓流人気”を象徴するアンケート調査の意外な結果とは?【日本の中の韓流、15年目の現在地】

2019年05月05日 K-POP #TWICE

2000序盤から始まった日本の韓流ブームは主に40代から60代の主婦層の間で広がり、やがて東方神起、BIGBANG、KARA、少女時代らに惹かれた20代から30代の男女層が“第2次韓流ブーム”を盛り上げたが、“第3次韓流ブーム”といわれる昨今の人気は、10代の女子中高生たちが牽引しているわけだ。

そもそも日本では昔から「流行の始発点は10代の女子高生たち」といわれ、「女子高生から支持を得られれば必ずヒットする」という通説もあるが、その女子中高生たちが“韓流”に興味と関心を持っているということは特筆すべきことだろう。

『JC・JK流行語大賞』を運営する株式会社AMFの椎木里佳代表もいっている。

「2017年から韓国のアーティストや料理への人気は高くなり、2018年は“クール・コリア現象”のようなものが女子中高生たちの間で起きた。その流れは今後も続くと思われる」

実際に株式会社AMFは昨年12月、『JC・JK流行語大賞2018』とともに『JC・JK 2019トレンド予測』なるものも発表しているが、そこでも韓流や韓国にまつわるものがいくつかあった。

日韓合同アイドルグループのIZ*ONEが「人」部門で選ばれているほか、「モノ」部門の「カラフルチーズ」(韓国発グルメ)、「アプリ」部門で「V LIVE」(BTSやTWCEらK-POPアイドルが出演する動画配信アプリ)も入っていたのだ。

日韓の間で政治的に険悪対立ムードも漂うなか、日本の女子中高生たちはそうした政治問題にも左右されず、韓流に夢中になっているわけだが、どこの国であろうと10代は移り気が激しく、新たな流行が生まれれば容赦なくそれに飛びついていく。韓流が消費尽くされてしまう危険も、ないわけではない。

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