Netflixシリーズ『マイネーム:偽りと復讐』の世界的人気とともに、主演を務めた女優ハン・ソヒへの関心も日々高まっている。
10月15日に配信が始まった『マイネーム』は、父親の死にまつわる秘密を解明するため、名前を偽り警察に潜入した主人公ジウ(演者ハン・ソヒ)が直面する冷酷な真実と復讐を描いたドラマだ。
ストーリーが進んでいくたびに深まる感性や表現力に、絶妙なビジュアルが加わり、これまでにはなかったドラマとして好評を博しているが、劇中でハン・ソヒが残した印象深いシーンを3つ選出した。
(※以下、ネタバレあり)
11月30日に誕生日を迎え、17歳になったジウを訪ねた父は、玄関ドア1枚を挟んで何者かに殺される。一瞬の間に目の前で父を亡くしたジウを、ハン・ソヒは取り乱したような激しい泣き姿を披露し、強烈なインパクトを残した。これは最初の撮影シーンだったため、ドラマの始まりは号泣する声だったと言っても過言ではない。キム・ジンミン監督も「(銃声を聞いた)ハン・ソヒの表情を見て安心した。やり切れると思った」と撮影当時を振り返った。
父を殺した犯人を知り、ジウは大きく衝撃を受ける。「どんな対価を払ってでも復讐する」という覚悟の前に現れた真実に崩れ落ちるジウを、ハン・ソヒは絶叫に近いもがきで表現した。怒りに満ちた顔で自身の胸と頭を殴り、込み上げる感情に嘔吐する彼女の演技力は圧巻だ。
作家とNetflixからオファーを受けたハン・ソヒは、監督とのミーティングで1秒もためらうことなく出演を決めたという。彼女は「“私もこういうジャンルできます”という可能性を少しでも見せてくれた作品」と語っている。
「綺麗ではない姿もお見せしたい。私だけが知っている姿も…」と抱負を明かした彼女が、今後どんな活躍を見せるのか大きな期待が寄せられている。
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