K-POPガールズグループMOMOLANDの元メンバーのデイジーが、前所属事務所MLDエンターテインメント(以下、MLD)を相手取って起こした精算金支給訴訟で一部勝訴した。
『エックススポーツ・ニュース』や『スポーツ京郷』など、複数の韓国メディアが報じている。
10月10日、ソウル中央地裁・民事84単独(キム・ホンド判事)はMLD側に7926万ウォン(日本円=約792万6000ウォン)の支払いを命じ、原告の一部勝訴判決を言い渡した。
デイジーは2016年放送のオーディション番組『MOMOLANDを探して』(Mnet)で一度は脱落したものの、MLDと専属契約を交わし、翌2017年3月にMOMOLANDに加入した。
この過程で、MLDは番組制作費用のうち6600万ウォン(約660万円)をデイジーの精算時に控除した。これに対しデイジーが「不当利益」だとし、MLDを相手取って訴訟を起こした。
裁判所は「契約効力は特別な規定がない限り、契約が成立した日から発生する」とし、「契約書上、デビュー前の意味も専属契約を締結した日から始まる。芸能界の慣行とみる明確な証拠もない」とした。
このほか、MLDがデイジーに未払いの1300万ウォン(約130万円)も精算しなければならないという判決も下した。ただ、「契約違反やマネジメント義務不履行によって損害を被った」とし、デイジーが同時に要求した慰謝料1000万ウォン(約100万円)については棄却された。
なお、MLD側は今回の判決を不服とし、控訴する方針だという。
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