アメリカのNetflixで韓国ドラマとしては史上初となるトップ10入りを果たし、日本をはじめとするアジア各国でも人気を呼んでいる韓国ドラマ『イカゲーム』に、新たな問題が浮上している。
ドラマの映像の中で使われている8桁の番号がそのまま公開されたことで、苦痛を訴える被害者が出てきたというのだ。
9月23日、韓国メディア『マネートゥデイ』の報道によると、被害者Aさんは「『イカゲーム』の公開後、日常生活ができないほど24時間ずっと携帯メールと電話がかかってくる。10年以上使ってきた番号がこうなってしまい当惑している」と話した。
「最近まで削除した電話番号だけでも4000件を超える。昼夜、時間の概念もなく好奇心から掛けてくる連絡で、携帯電話のバッテリーが半日で切れてしまうほどだ」と被害を訴えた。
問題になっているのは、第1話でイ・ジョンジェ扮するギフンが手にした名刺だ。ドラマ内のイカゲームへの参加を提案するために渡された名刺には、8桁の数字が出てくるが、視聴者がこの番号で電話をかけて被害者を生んでいるというわけだ。
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これについてNetflix側は「番号が公開され被害を受けたことについては制作会社とともに問題を認知しており、問題解決のために努力している」と明らかにした。
Netflixオリジナルの『イカゲーム』は賞金456億ウォン(約45億6000万円)のために人々が命をかけたサバイバルゲームをする内容だ。イ・ジョンジェ、パク・ヘス、ウィ・ハジュン、チョン・ホヨン、ホ・ソンテなど演技力に定評がある俳優たちが、韓国型デッドゲームを披露し、公開前から期待を集めた。
公開後の感想は好き嫌いが分かれているが、俳優たちの熱演と退屈しない展開、斬新な素材などで人気を集めている。
グローバルオンライン動画サービス(OTT)コンテンツ順位を集計する『フリークスパトロール』によると、『イカゲーム』は9月21日(現地時間)、アメリカ、メキシコ、サウジアラビア、香港、フィリピンなど22カ国で1位になった。イギリス、フランス、日本など50カ国では2位になった。
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