映画『パラサイト 半地下の家族』で“美人奥様”を演じた女優チョ・ヨジョンが、新ドラマ『ハイクラス』(原題)で帰ってきた。
チョ・ヨジョンは9月6日に初放送された韓国tvNの新ドラマ『ハイクラス』で、30代後半の元法律事務所代表弁護士であり、HSC国際学校の学父兄であるソン・ヨウルを演じた。前作とのイメージを変えるために、長かった髪も短く切った。また、学父兄の役割にも挑戦した。様々な女性たちの人生と苦難を演じ切るという覚悟だ。
ドラマ『ハイクラス』は、パラダイスのような島に位置する超豪華な国際学校を舞台に、死んだ夫の“女”と起こる痴情ミステリーを描く。
ストーリーラインだけ見れば、『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』が思い出される。しかしキム・ジス、パク・セジン、コン・ヒョンジュなど個性的な女優たちが共演するため、『Mine(マイン)』のような女性同士の友情も期待される。第1話ではベッドシーンも登場したなか、ストーリーの始まりが予告され、続きが気になるという視聴者が続出した。
先立って『99億の女』『浮気したら死ぬ』(原題)でミステリアスな人物を熱演したチョ・ヨジョンは、再び好奇心をくすぐるキャラクターで帰ってきた。
チョ・ヨジョンが今作に臨む覚悟も特別だ。上流階級を扱うストーリーであるため、様々な水上レジャースポーツなど、ドラマに必要ないくつかの課題も拒まなかった。撮影前後に演技だけでない外的な努力も傾けた。
現場では俳優間の架け橋となり、子役たちも温かく導いて中心に立っている。他にも、映画『犯罪都市』で注目されたハジュンをはじめ、『担保』『ただ悪から救ってください』(原題)で活躍した子役パク・ソイなど、韓国映画界の新星たちも合流する予定だ。
しかし結局のところ、チョ・ヨジョンが作品の中心を占めるだけに、責任とプレッシャーは大きい。チョ・ヨジョンは映画『パラサイト』で演技力を認められた後、ドラマで様々な挑戦を続けている。
チョ・ヨジョンの最大の強みは、安定した演技力に他ならない。1997年に雑誌モデルとしてデビューして以降、24年間、大きな正念場もなく俳優生活を続けてきた。もちろん最初から順風満帆というわけではなかったが、着実に演技を重ね、最終的に『パラサイト』で花を咲かせた。これまで出演した作品だけでも30編以上に及んでおり、粘り強さが生み出した成果といえるだろう。
さらに同年代の俳優が恋愛やラブコメに集中していたときに、時代劇や様々なジャンルものに挑戦しながら演技のスペクトラムも広げた。とある業界関係者は、『チョ・ヨジョンは演技への情熱がすごい。キャラクターのためなら外的な変化も大きく恐れていない」と耳打ちした。
そんなチョ・ヨジョンが『ハイクラス』では上流層の生活を演じて、また違った変身を遂げる見通しだ。
とあるドラマ関係者は、「チョ・ヨジョンはしっかりした演技力が裏付けされており、信じて見ることができる長所がある。今回の作品は作品性への期待も大きい。チョ・ヨジョンだけでなく、『ハイクラス』自体がtvNの新たな挑戦といえ、どんな反響を起こすのか気になる」とし、「チョ・ヨジョンは今回の作品では“ワントップ”であるため、自分の力量を余すところなく発揮できるか注目される」と述べた。
『ハイクラス』は韓国tvNで、毎週月・火曜日22時30分に放送中だ。
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