ヒット中の映画『シンクホール』やNetflix『キングダム』出演の女優キム・ヘジュンが語る“初めてのコメディ”【インタビュー】

2021年08月22日 話題

柔和に見えて内面は芯の強い女優キム・ヘジュンは、映画『シンクホール』(原題、キム・ジフン監督)での姿とそっくりだ。

映画『シンクホール』は、11年ぶりに用意したマイホームが地下500mの超大型シンクホールに墜落して起こる災難映画だ。キム・ヘジュンは同作について「甘じょっぱい感じの映画」と表現した。

8月11日に韓国で公開された『シンクホール』は、今年の韓国映画最短期間で観客動員数100万人を突破するなど、上々な興行成績を上げている。

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キム・ヘジュンは「災難のような状況にもかかわらず、それほど恐ろしかったり、真剣だったりするわけではなく、現実的で愉快なことが一緒に起こり、楽しく見ることができる映画」とし、「災害のようなこの時局を希望を持って克服していく話をお見せすることができそうで、プレッシャーよりも胸がドキドキした。この時期に公開できたことに感謝する」と公開の感想を述べた。

コメディ演技は簡単ではなかった

(写真提供=ショーボックス)キム・ヘジュン

Netflixオリジナルドラマ『キングダム』シリーズでも強烈な印象を残したキム・ヘジュンは、『シンクホール』を通じて初めて災害ブロックバスターに挑戦状を突きつけた。今回の作品に出演することになった理由について彼女は、「演技の変身をするためにこの作品を選んだわけではない。シナリオの中のキャラクターが愉快で、意志溢れる姿に多くの魅力を感じた」と話した。

キム・ヘジュンは映画で3カ月目のインターン社員ウンジュ役を演じる。チーム課長のドンウォン(演者キム・ソンギュン)の引っ越し祝いにキム・デリ(演者イ・グァンス)と一緒に行ったが、ビラ(6階以下の共同住宅)1棟と共にシンクホールの下に墜落し、皆が当惑しているなかでも毅然とした姿を見せる。

キム・ヘジュンはウンジュと自分が似ている部分が多いとし、「外見は図太く見えるが、想像以上にメンタルが強いという声を演技生活をしながら周りからよく言われた。そういう部分が似ていると思う」と述べた。

映画は災害をテーマに多少異質なコメディ要素を混ぜ合わせている。初めてのコメディ演技は簡単ではなかったというキム・ヘジュンは、「最も難しかった。愉快な呼吸を引き出さなければならず、とても難しかったので、先輩たちを見ながら一生懸命学ぼうと努力した」と振り返った。特にイ・グァンスについては、「現場での態度、演技に対する姿勢を多く学んだ。気楽に接することができるように、たくさんいたずらもしてくれた。グァンスさんのおかげで現場に早く適応できた」と感謝の気持ちを表した。

『チャングム』女優イ・ヨンエと共演

Netflixの『キングダム』シリーズ、映画『未成年』『シンクホール』と多彩なキャラクターを演じながら出演経験を積んでいるキム・ヘジュンは現在、次回作のJTBCドラマ『クギョンイ』(原題)を撮影中だ。

『クギョンイ』は、ゲームと酒が世の中のすべてという警察出身の保険調査官クギョンイ(演者イ・ヨンエ)が、完璧に事故と偽装された謎の連続殺人事件の解決に挑むコミカル探偵劇。作中では4年ぶりに復帰するイ・ヨンエと共に呼吸を合わせることになった。

キム・ヘジュンは「一緒に撮影することになって驚いた。“どうしよう”とも思った。一緒に呼吸を合わせることになって感謝しており、不思議で今もワクワクしている」と語った。

今年でデビュー6年目になるキム・ヘジュンは、演技に対する率直な気持ちも打ち明けた。「俳優としての年次には意味がないと思う。すべての作品を始めるとき、怖いし、混乱するし、難しい。終わったあとも“自分はうまくできたかな”と反省し、振り返ってみる時間を持つ」と語り、「自分が今やっていることが正しいのか、良い演技なのか、いろいろ悩んでいる」と、現在の率直な悩みを語った。

これから挑戦してみたいジャンルとして、キム・ヘジュンは「まだやってないことが多いので全部やってみたい。『シンクホール』を通じて短いがアクションをしてみて本格的なアクション映画もやってみたいし、ロマンチックコメディもやってみたい。また、しっかりしていたり、はっきりしたキャラクターを主に演じてきたので、それと反対のキャラクターもやってみたい」と付け加えた。

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