CJ ENMがK-POPを題材にした映画製作プロジェクトを開始する。
映画『K-Pop:Lost in America』(仮題)プロジェクトは、数多くのヒット作を生み出したハリウッドのベテラン映画プロデューサー、リンダ・オブストと、韓国のJKフィルム、ユン・ジェギュン監督が、それぞれプロデューサーと演出を担当する。
今回のプロジェクトは、『パラサイト 半地下の家族』がアカデミー賞で4部門を席巻したことにより、より高まっている韓国人クリエイターへの関心と、世界的に人気を集めているK-POPをマッチングさせ、有能な韓国人クリエイターの海外進出を支援し、K-POPをはじめとするK-コンテンツの地位向上を図る目的で企画されたものだ。
『スノーピアサー』『パラサイト 半地下の家族』などを生み出したCJ ENMのコンテンツ企画・制作能力と、数多くのヒットコンテンツを生み出してきたリンダ・オブスト、ユン・ジェギュン監督のノウハウが総動員される大規模プロジェクトであるだけに、世界的な話題となっているようだ。
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リンダ・オブストは、映画『インターステラー』をはじめ、『めぐり逢えたら』『素晴らしき日』『コンタクト』や、ドラマ『ホット・イン・クリーヴランド』『HELIX -黒い遺伝子-』など、数多くのヒット作を手がけた名プロデューサーだ。オスカー大賞3回、ゴールデングローブ大賞4回、エミー賞3回など、華々しい受賞歴を持っている。
リンダ・オブストは今回のプロジェクトについて、「全般的な韓国文化、特にK-POPに深い愛情を持っている」とし、必ず成功させるという抱負を明らかにした。
演出を担当したユン・ジェギュン監督は、コメディからヒューマンドラマまで様々なジャンルを手がけてきた韓国を代表する映画監督であり、制作者としても自ら演出した『国際市場で逢いましょう』『TSUNAMI -ツナミ-』の2作が、累計観客動員数100万人を超えたことでで、韓国初の“双千万監督”いうタイトルを獲得した。2015年には『国際市場で逢いましょう』を通じて、世界3大映画祭の1つであるベルリン映画祭「パノラマ部門」にも正式招待されている。
ユン・ジェギュン監督は、韓流スターはもちろん、ハリウッドやポップス界のアイコンを大勢キャスティングし、全世界の観客を満足させる映画にしていく計画だという。今後8月からボーイズバンドの役を演じる主演俳優たちのオーディションを皮切りに、本格的なフリープロダクション段階に突入する。
CJ ENMはこれまで築いてきた世界的な競争力とネットワークを活用し、グローバルスタジオとの協業も進める方針だ。
CJ ENMは、「K-POPと韓流コンテンツに対する全世界の高い関心と、マルチカルチャートレンドが反映された、新鮮な映画が誕生することを期待している。CJが野心的に進めているグローバルプロジェクトであるだけに、観客の期待に応えられる高い完成度の映画が作れるよう総力を挙げていきたい」と明らかにした。
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