『ヴィンチェンツォ』や『太陽の末裔』で知られる人気俳優ソン・ジュンギの隠れた善行が知られ、大きな注目が集まっている。
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韓国のオンラインコミュニティ「ポベドリーム」には8月2日、「俳優ソン・ジュンギさんの人間性について」というタイトルの文章と動画が投稿された。
もうすぐ50歳になるという投稿者Aさんは、まず「俳優ソン・ジュンギさんに挨拶する方法がないから」文章を書いたと伝えた。
投稿者は今年で6回目を迎える「大韓民国障害者国際舞踊祭(Korea International Accessible Dance Festival:KIADA)」のボランティアだ。彼は「国際的なイベントですが、大衆的な人気はなく、当然広告がつく商業イベントでもない」とし、「さらにコロナにより、今年は本当に宣伝が深刻な状況だった」と述べた。
そんなAさんは「7月にソン・ジュンギさんがコロナで自宅隔離しているというニュースを見て、なんとかメールアドレスを探し、隔離されている間、時間があると思うので、自宅で30秒ほど、携帯電話で広報映像を撮ってもらえませんかとお願いした」という。
するとソン・ジュンギは過去6年間のイベント資料を送ってくれとしたが、連絡が途絶えた。他の芸能人も同じだったため、期待をしなかったが、なんと1カ月後にソン・ジュンギが映像を送ってきたのだ。
45秒ほどの映像でソン・ジュンギは、タキシードを着用し、イベントの歴史と趣旨を述べ、最後に「皆さんのたくさんの応援と関心をお願いします」と丁寧に呼びかけた。
Aさんは「ギャランティーをお渡しすることもできず、ただ携帯電話を使った簡単な挨拶だけをお願いしたが、あのように時間と費用をかけて丁寧にしてくれた」と感激を隠せなかった。
「奇跡が起きた」と表現したAさんは、「顔を一度も見たことのないボランティアの要請に、こんな誠意を見せてくれたソン・ジュンギさんを見て、なぜこの方が人間性の素晴らしいスターとされるのか知ることができた」と強調した。
KIADAは11月16日から23日まで、韓国・京畿道の高陽(コヤン)市で開催される。
投稿「俳優ソン・ジュンギさんの人間性について」の全文は、以下の通り。
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自分はすぐに50歳になり、見物だけをしていたが、投稿するために加入しました。俳優ソン・ジュンギさんに挨拶する方法がないからです。
今年で6回目となった「障害者国際舞踊祭」というイベントがあります。先天的な障害を持つ子供たちが自分たちだけの感情を体で表現し、不意の事故に遭われた方々が人間の限界を超えて美しい踊りを見せるイベントです。
私は舞踊祭に3年目、ただ奉仕活動をしている人の一人です。国際的なイベントですが、大衆的な人気はなく、当然広告がつく商業イベントでもありません。
さらにコロナにより、今年は本当に宣伝が深刻な状況です。ところが、奇跡が起きました。7月にソン・ジュンギさんがコロナに自宅隔離しているというニュースを見て、なんとかメールアドレスを探し、お願いしてみました。
隔離されている間、時間があると思うので、自宅で30秒ほど、携帯電話で広報映像を撮ってもらえませんかと。過去6年間のイベント資料を送ってほしいとおっしゃり、その間、連絡が途絶えました。似たような時期にお願いした他の芸能人たちも同じでした。
そんななか、1カ月近く過ぎて、映像が送ってくれました。私たちボランティアは本当に感動せざるを得ませんでした。ギャランティーをお渡しすることもできず、ただ携帯電話を使った簡単な挨拶だけをお願いしましたが、あのように時間と費用をかけて、丁寧にしていただきました。
事実、この文を書きながらもソン・ジュンギさんに迷惑をかけないだろうかと悩みました。顔を一度も見たことのないボランティアの要請に、こんな誠意を見せてくれたソン・ジュンギさんを見て、なぜこの方が人間性の素晴らしいスターとされるのか知ることができました。
また、皆さんも私たちのイベントに少し関心を持っていただければ幸いです。私たちが日常で行う平凡な動作も、誰かには奇跡である可能性があります。だから私たちの生活に感謝し、他人を配慮して生きるべきだと思います。
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