数日が過ぎただけで、再び話が元に戻ってしまうのだろうか。
学生時代の“いじめ疑惑”が浮上したものの、その疑惑を提起した人物が謝罪文を提出したと7月26日に発表したI.O.I出身の女優キム・ソヘだが、その発表に疑問が出ている。
というのは、キム・ソヘをいじめの加害者と主張して告訴された同級生が、「嫌疑なし」の処分を受けたことが最近わかったからだ。
7月28日、とあるオンラインコミュニティには、キム・ソヘの中学校同級生というA氏が書いた文章が投稿された。
A氏は今年初め、ネット上に「キム・ソヘが中学校1年のとき、他学校の学生に暴力を行使した」という趣旨の文章を掲載して、名誉毀損の容疑で告訴された人物だ。
そんなA氏は、捜査官から文章を削除すれば告訴を取り消すとの提案を受けたが、譲らず、告訴を受けて約4カ月後、最終的に「嫌疑なし」となった。警察が容疑がないと判断したということだ。
A氏は警察がそんな判断をした理由書を公開した。それによると、キム・ソヘが学校暴力委員会から処罰を受けた記録が事実としてあり、公人の学校暴力問題は公的な関心事案であるため、A氏の文章に誹謗の目的があったと見ることは難しいと判断したという。
さらに、当時の学校暴力対策自治委員会の会議録には、キム・ソヘが2012年に他校学生を友人らの前でひざまずかせたりしたなど、学校暴力の加害者として処罰された事実が書かれていた。
投稿文の最後にA氏は、「私はただ彼女(キム・ソヘ)が中学校時代に起こした事件を知っていた。当然、彼女も事実であることを知っているため、告訴しないと思った」とし、「“嫌疑なし”という明白な結果もあるのに、無分別な告訴はもう止めてくれれば」と伝えた。
先立って7月26日、キム・ソヘの所属事務所S&Pエンターテインメントは、公式ホームページを通じて「今回行われた警察捜査では、デマの最初の掲示者が特定され、被疑者は警察に出頭して自ら虚偽のデマや書き込みを掲示したことを供述した」「その被疑者は捜査過程で本人の過ちを認め、未熟な心で嫉妬によって悪意的なデマを作成し、これを反省して後悔しているという内容の自筆謝罪文を捜査機関に提出した」と伝えていた。
今回のA氏が、所属事務所のいう“被疑者”と同一人物ではなさそうだが、少なくても“他校学生”に対してはキム・ソヘは加害者であるとの見方が有力となっている。
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