イ・ビョンホンやソン・ガンホ、作品以外でも注目…2年2カ月ぶりのカンヌ国際映画祭開催!

2021年07月06日 映画

世界最大の映画フェスティバル「カンヌ国際映画祭」が2年2カ月ぶりに開幕する。

フランスのカンヌで開催される第74回カンヌ国際映画祭が7月6日(現地時間)の開幕式を皮切りに、12日間の祝祭を開く。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で映画祭が開催されなかった。今年も例年通りの5月には間に合わなかったが、2年2カ月ぶりに再開することができた。

韓国映画からは3作品がカンヌ映画祭に出展された。ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ドヨン、キム・ナムギル、イム・シワンなど有名俳優たちが出演したハン・ジェリム監督の新作『非常宣言』(原題)が非競争部門に招請されてカンヌの舞台を踏む。

【写真】新作映画『非常宣言』、場面写真を公開

『非常宣言』は、史上初の災害状況に直面して無条件の着陸を宣言した飛行機を取り巻くリアルな航空災難映画だ。『非常宣言』の主演たちは、今回の映画祭でも主軸として活躍する予定だ。

ソン・ガンホ

競争部門審査委員に参加予定のソン・ガンホは、仁川国際空港を通じてすでにカンヌに出国した。シン・サンオク監督(1994年)、イ・チャンドン監督(2009年)、俳優チョン・ドヨン、パク・チャヌク監督(2017年)に続き、韓国映画界では5人目に審査員に抜擢された。

また、ソン・ガンホと『非常宣言』に出演したイ・ビョンホンは、韓国俳優としては初めて閉幕式の舞台に上がって授賞者としても活躍する予定だ。イム・シワンは『非常宣言』のスケジュールを消化するためにカンヌを訪れる。イム・シワンは、過去2017年の映画『名もなき野良犬の輪舞』でカンヌ映画祭を経験したことがある。ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、イム・シワンはコロナワクチン接種も完了した。

イ・ビョンホン

その他にも、韓国芸術総合学校映像科学生であるユン・テウォン監督の卒業作品である『セミ』(原題)が、学生競争部門シネファウンデーション部門に招請された。ホン・サンス監督の新作『あなたの顔の前で』(原題)は、今年新設されたカンヌプレミア部門に招請されている。ホン・サンス監督作品のカンヌ映画祭招待は11回目であり、ホン・サンスと彼の恋人である女優キム・ミニは、映画祭に参加することがわかった。

韓国映画は、これまで2016年パク・チャヌク監督の『お嬢さん』、2019年ポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』など、着実に競争部門に招請されてきたが、今年は競争進出作がなく、物足りなさを残す。『パラサイト』はパルム・ドールを受賞して韓国映画の新しい歴史を紡いだ。過去の栄光に引き続き、今年のカンヌ映画祭に招待された韓国作品が存在感を見せることができるか注目される。

なお今回のカンヌ映画祭の開幕作は、レオス・カラックス監督の『Annette』が選ばれた。レオス・カラックス監督の初の英語演出作であり、ミュージカル映画だ。『Annette』に始まり、ポール・バーホーベン監督の『Benedetta』、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』など24編の作品がパルム・ドールを巡り競争する。

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