K-POPグループ「iKON」の元メンバー、B.I(本名キム・ハンビン)の麻薬使用と関する捜査を揉み消そうとした疑惑を受けるヤン・ヒョンソク前YGエンターテインメント代表PDが、裁判に渡された。
6月7日、法曹界によると、ソウル中央地検・強力犯罪刑事部(ウォン・ジエ部長検事)は、ヤン・ヒョンソク前代表を特定犯罪加重処罰などに関する法律(特加法)上の報復脅迫容疑で、5月28日に在宅起訴した。
ヤン・ヒョンソク前代表は2016年8月、麻薬使用容疑で逮捕されて警察の捜査を受けた際、B.Iの疑惑を警察に陳述したA氏を懐柔・脅迫し、B.Iに対する捜査を防ごうとした疑いを受けている。
ヤン・ヒョンソク前代表は2016年、A氏の所属事務所に請託し、A氏を海外に出られるようにした容疑(犯人逃避教唆)も受けたが、A氏に出国を指示した所属事務所代表が現在、海外逃避中であるため、その容疑については「参考人中止」処分となった。
「参考人中止」とは、中心的な参考人を召喚できず、立件された被疑者の起訴事実が疎明されない場合、司法処理を一時保留する決定のことを意味する。
検察は、ヤン・ヒョンソク前代表を起訴しながら、B.Iも麻薬類管理に関する法律違反の容疑で裁判に渡した。B.Iは2016年4~5月、知人であるA氏を通じて大麻や麻薬の一種であるLSDを購入し、一部を使用した容疑を受けている。
なおヤン・ヒョンソク前代表は、米ラスベガスで複数回、数億ウォン(数千万円)台の遠征賭博を行った容疑で2020年11月、ソウル西部地裁から罰金1500万ウォン(約150万円)を宣告された。
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