「僕は、自分のことを長い目で見ていたようだ。子役のイメージから脱却しようという考え方が一般的な中で、それをしたくなかった。早く結果を出すことも当然重要だが、僕という俳優を完成させることが最優先だと思った。子役俳優でも成人俳優でもなく、“俳優ヨ・ジング”として多くの人たちに受け入れてもらうことが僕にとって最も重要だった。
年齢に関わらず、そんな時期をすんなりと乗り越えるのは難しい。すぐに個人認識されることがなくても、大した成果を出せなくても、ひどく自分を責めて諦めたりしないでほしい。
演技が本当に好きなら、もっと挑戦を続けなければならない。叱られるときは、思い切り叱られなければならない。実力が足りないなら、未熟だと言われ続けなければならない。どんなときも屈強な意志を持っていてほしいと思っている」
大人びた姿を度々見せてきたヨ・ジングだが、ベテラン俳優であると同時に20代の若者でもある。
“青年ヨ・ジング”の普段の生活について尋ねると、「映画や演劇をたまに観に行く。友人にと楽しく過ごすときもある」と若者らしい一面を見せた。
芸能界での交友関係について「パク・ボゴムヒョン(ヒョンは韓国語でお兄さん)、同い年のクァク・ドンヨン、BTSのジョングクが同年代の友人」と話すヨ・ジングは、「思ったより同い年の仲間に出会うのは難しい」と付け加えて微笑ましい一面も見せた。
芸歴14年のベテラン俳優らしいカリスマ性から、今時の青年らしい若々しさまで。さまざまな一面を披露して多くの人々を魅了するヨ・ジングが繰り広げる多彩な活動に、世間は今後も大きな注目を寄せることだろう。