映画『ミナリ』の女優ユン・ヨジョンが「第93回アカデミー賞授賞式」で助演女優賞を受賞したなか、ユン・ヨジョンの元夫で歌手のチョ・ヨンナムが、メディア取材での行き過ぎた発言で物議を醸した。
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1974年に結婚したユン・ヨジョンとチョ・ヨンナムは、1987年に離婚している。離婚の理由についてはチョ・ヨンナム自ら「自分の浮気が原因」と幾度も明かした。
そんなチョ・ヨンナムは、元妻であるユン・ヨジョンがアカデミー賞を受賞したことについて「浮気した人（＝自分）に最高の一発（を食らわせた）」「（離婚後に）他の男と付き合わなかったことに感謝」などと発言。世間から「時代遅れの発言」「空気を読め」「引っ込んでろ」などと非難を浴びている。
チョ・ヨンナムの発言に対し、韓国の人気バンド・Onnine Ibalgwanのイ・ソグォンも辛辣な批判をして話題を呼んだ。
イ・ソグォンは、4月26日に投稿したブログの記事で「ついに心配事が起きた。韓国女優として初のアカデミー賞を受賞されたのに、記者たちがなんと34年前に離婚した元夫に感想を聞いたのだ。聞く記者たちも理解不能だが、ホイホイとコメントをする人も何を考えてるんだ」と嘆いた。
続いて、「人が年を取ると割り込むときは割り込み、引くときは引くという最小限のセンスでも持ち合わせるべきだ。やってしまったのは仕方ないとしても、その発言というのが、ユン・ヨジョンのアカデミー賞受賞が自分のように浮気した人に対する最高の一発だなんて。太平洋よりも大きなこの男の自意識をどうすればいいのだろう。この人の頭の中にはひたすら自分しかおらず、世界中の物事を自分と結びつけなければ、思考というのができないようだ」とチョ・ヨンナムを非難。
そして次のように意見を述べた。
「当然のことだが、ユン・ヨジョンのアカデミー賞受賞は、数十年前に無責任かつ不道徳な行為で家族を捨てた男に対する『一発』の意味ではない。そんな意味になってもならないし、なる訳もない。今のユン・ヨジョンにとってチョ・ヨンナムは、1匹の害虫よりもくだらない存在のはずなのに、何が『一発』などとクールな振りなんだ。この嬉しい日に、老いた男の情けない自意識をどうして大衆が我慢しなければならないのか、僕には分からない」
ユン・ヨジョンは4月26日（韓国時間）、米ロサンゼルスのユニオンステーションで開催された「第93回アカデミー賞授賞式」で助演女優賞に輝いた。93年の歴史を持つアカデミー賞で、韓国俳優が受賞するのは初めてとなる。
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