劇場版『鬼滅の刃』が韓国で前売り率1位に返り咲き!根強い人気、歴代記録に近づけるか?

2021年04月21日 映画

韓国で公開から3カ月が過ぎた『劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編』が、再び前売り率1に浮上した。

去る1月27日に封切され、公開3カ月の映画が前売り率でトップに立つことは、異例だ。

【画像】『鬼滅の刃』と似すぎ…問題視された韓国ゲーム

4月21日、韓国映画振興委員会の統合ネットワークによると、『鬼滅の刃』は同日11時40分現在、前売り率35.1%、前売り観客数3万6678人で1位を記録。首位を守ってきた『サイコだけど大丈夫』で知られる女優ソ・イェジの主演映画『明日の記憶』(原題)を追い越した数字だ。

去る3月6日に観客動員数100万人を突破し、韓国でもヒットしていた『鬼滅の刃』だが、今回前売り率が急上昇したことについては、明確な理由がある。

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』韓国版ポスター

4月24日から先着順で与えられる特典のためだ。日本でも初期の入場者特典として好評だった書下ろし漫画『煉獄零巻』だ。

劇場版『鬼滅の刃』で主要キャラクターとなっている煉獄恭次郎の過去のエピソードなどが掲載されており、原作コミックスでも見られない内容となっているため、ファンの所有欲を刺激したとみられる。

日本では入場者特典が第6弾まで出るほど好評だが、韓国でも“特典効果”は大きいようだ。

韓国における『劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編』は、現在までに累計観客動員数170万人を突破しており、ピクサーの映画『ソウルフル・ワールド』に次いで、2020年公開映画の2位となっている。

今後は韓国で公開された日本アニメ映画の記録にどこまで迫れるかが注目だ。歴代1位は『君の名は』の367万人で、2位『ハウルの動く城』(301万人)、3位『千と千尋の神隠し』(約200万人)と続いている。

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