“飲酒運転身代わり”事件で物議を醸した国会議員の息子ラッパー、ワンマンレーベルの設立を発表

2021年04月16日 話題

飲酒運転や暴行事件など、数々の問題行為で世間を騒がせてきたラッパーのNO:EL(ノエル、本名チャン・ヨンジュン)が、所属事務所Indigoミュージックと別れ、ワンマンレーベルを設立すると発表した。

Glitched Companyは4月15日、公式SNSを通じて、「ノエルの独立した音楽活動のためのワンマンレーベル」の設立を発表。レーベル側は公式文で、「今後、多方面でNO:ELの音楽と活動を積極的に支援する予定だ。Glitched Companyとともに独自の活動を展開することになったNO:ELの様々な活動に、多くの関心と応援をお願いしたい」と伝えている。

ただ、NO:ELの新しい船出には懐疑的な声が寄せられている。保守政党である「国民の力」党のチャン・ジェウォン国会議員を父に持つことでも知られるNO:ELは、Mnet『Show Me The Money 』シリーズや、人気学生ラップバトル番組『高等ラッパー』などに出演し一躍有名となった。しかし『高等ラッパー』は、放送直後に私生活問題が指摘され、自ら降板していた。

飲酒運転事故の身代わりを画策した過去

その後、彼は2019年9月には酒に酔った状態で車を走らせ、バイクと追突事故を起こすことに。当時警察が測定した結果、NO:ELの血中アルコール濃度は0.12%で、免許取り消しレベル(0.08%以上)だったという。

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NO:EL

さらにNO:ELは事故直後、知人のA氏に身代わりを要請し、保険会社にもA氏が事故を起こしたと虚偽の申告をしていたことで、さらに大きな批判を受けた。

そして2020年6月に行われた1審でNO:ELは、懲役1年6カ月、執行猶予2年を言い渡されていた状況だ。そのうえ、2021年2月には暴行事件に関与していたとして警察の捜査を受けていた事実も伝えられ、再び注目を集めていた。

NO:ELはこれまで、『SUMMER 19』『18』『F』『DOUBLE ONOEL』などのアルバムをリリースし、自身のラップスキルと個性を表現してきた。しかし、多くの問題行為で良くない注目の浴び方をしてきた彼が、今後どのような活動を見せるのかに関心が集まっている。

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