Wanna Oneのメンバーたちが本格的に再出発! “良くない前例”から学んだ活動方針とは?

2019年02月28日 K-POP #Wanna One

K-POPグループWanna Oneのメンバーたちが着々と人生の第二幕をスタートさせている。

韓国の人気オーディション番組『プロデュース101』シーズン2(Mnet)によって構成されたWanna One。大勢のファンから惜しまれながら1年と6カ月のグループ活動に終止符を打ったが、11人の華々しい活躍はこれからだ。

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解散後はメンバーのほとんどが事実上のソロ活動を知らせており、ユン・ジソンとハ・ソンウンは同時期にソロアルバムをリリース。キム・ジェファンもロンドンファッションウィークに招待されるなどして今後の活動に対する期待感を高めた。

なかでも最年長メンバーであったユン・ジソンはミュージカルの舞台もこなしている。年内の入隊を予定しているというが、それだけにスタートから活発な活動を繰り広げているようだ。

パク・ジフンもファンミーティングやファッション誌のグラビアを通じて存在感を示している。自身初の単独ファンミーティングは予約開始から1分でチケットが完売し、熱い人気を証明した。

オン・ソンウとライ・グァンリンは俳優としてステップアップを遂げる予定だ。オン・ソンウは韓国JTBCの新ドラマ『十八の瞬間』(原題)、ライ・グァンリンは中国ドラマ『初恋那件小事』(原題)でそれぞれ主演を務めることが決まり、ファンからは早くも大きな期待が寄せられている。

Wanna Oneの先輩となる『プロデュース101』第一弾からデビューしたガールズグループI.O.Iも、解散後はそれぞれが自身の所属事務所に戻って活動を再開した。

メンバーのほとんどが新人グループとして再デビュー、もしくは既存のグループに合流する形で再スタートしたが、そんなI.O.Iとは対照的にWanna Oneはメンバーのソロ活動が目立っている。

『プロデュース』シリーズに出演することで獲得した厚いファン層が、そのまま次のグループに移動してくるケースは決して多くない。Wanna Oneのメンバーが所属するプロダクションたちはそういった点を考慮して、“無理なグループ活動”よりも“個人のブランドやイメージを最大限に生かせるソロ活動”に成功の鍵を見出したのだ。

I.O.Iの中で唯一ソロ活動に乗り出したチョンハが歌手としてブレイクしていることも、今回Wanna Oneが下した決断に少なからず影響を与えているという。

解散から活動再開までの空白期間が短いのも、I.O.Iと異なる点だ。早いうちに本格的な活動を始めることでグループ解散によるファン離れを最小化し、かえってファン層を厚くすると分析されている。

加えて、『プロデュース』シリーズの新たなシーズンも放送を控えている。新シーズンが本格的に始動する前に既存のファン層を守るという最重要課題を前にして、早期のソロ活動に乗り出したのは大英断といえるだろう。

そんななか、メンバーのカン・ダニエルはWanna Oneのセンターを務め最も高い人気を誇ったにも関わらず、具体的な活動計画が未だに公開されていない。

Wanna Oneとして活動した当時から多方面からラブコールが殺到していたカン・ダニエル。現在は歌手だけでなく俳優としての道も視野に入れており、数多くの選択肢を前に活動方針を模索している最中だという。

一方で、グループ活動による再スタートを決めたメンバーもいる。

ファン・ミンヒョンは本来所属していたボーイズグループNU'ESTに復帰し、同じ事務所に所属するパク・ウジンとイ・デフィは新たなボーイズグループとして再デビューする。

3人は所属事務所がWanna One解散以前からグループ活動の計画を地道に進めていたため、今回のような選択が可能だった。

ペ・ジンヨンは上半期にソロ活動を行った後、ボーイズグループとして再びデビューする。メンバーの中で唯一異例の選択をしただけに、今後の活躍に注目が集まっている。

カン・ダニエル

ある歌謡関係者は、こう説明する。

「オーディション番組から誕生したアイドルグループは、解散から再スタートまでの空白期間が長引くほど波及力が減少する。そのため、グループとしての活動期間を終えて間もなく新たな活動に乗り出しているのだ。また、グループという活動形態には様々な制約や条件が発生する。過去の前例を踏まえてもあまりいい事例がないので、自然とソロ活動が主となってくる。

しかし、圧倒的に多くのファンを抱えるカン・ダニエルに限っては、デビューのタイミングを問わず変わらぬ人気を得ることができる。他のメンバーとは少し状況が違うようだ」

それぞれが歌手はもちろん、演技やファッションといった多様な分野での活躍を予告するなかで、ときには音楽チャートや視聴率争いをはじめとした熾烈な競争も避けられないだろう。

しかし、そんな競争の場も彼らにとってはお互いを励まし、高めあう意義深いものとなるに違いない。メンバーたちはお互いに単独公演のサプライズゲストとして再会するなどして、相変わらずの熱い友情を見せている。

Wanna Oneという看板を下ろして、それぞれの道を歩みだした11人。彼らの今後の活躍に、世間からは大きな期待と関心が寄せられている。

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